第68話 気がついたら空の上
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」
剣と剣がぶつかりあう。
どちらも炎が巻き起こり、二人を包む。
暫く均衡していたが、ダメージの多いシグナムさんに対して、力一杯込めた一撃で相手の剣に打ち勝った。
『どりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!』
アギトの掛け声と共に斬る斬る斬る。
怒涛の斬撃を休む事無く、畳み掛ける。
『どりゃりゃりゃりゃりゃりゃでりゃあああ!!』
最後に思いっきり斬り上げた。
「はぁはぁ………」
『ああ、喉が痛い………』
『アギト叫び過ぎですよ………』
だな、もの凄く噛みそうなくらい続けて叫んでたな………
くらったシグナムさんは下に落ちていく。
だが、その内………
「バラバラになってく………?」
シグナムさんは落ちていくと同時に光って少しずつ消えていった。
「闇の欠片………?」
『『闇の欠片?』』
「ああ、星達が暴れてた事件だ。………と言っても詳しくは知らないんだけどな」
『ということはやっぱり過去ですね』
「ああ、そうみたいだな。取り敢えず誰か事情を知ってる奴に話を聞かないとな」
俺達は取り敢えずまた移動することにした。
『ん?誰かが戦闘をしてますね』
『誰って誰だよ?』
『この魔力光は夜美様ですね』
「夜美が?って事はやっぱり闇の欠片事件なのか?まあいい、取り敢えず行ってみるぞ………しかし、何かさっきから空がおかしいな………」
さっきから空が赤みかかった黒に包まれ異様な雰囲気が漂っていた。
『確かに。何か揺れてるし、何かありそうだよな』
空にいるのに、その場が揺れている感覚。
とてつもない力が爆発しそうになっているのではないか?
「何だか嫌な予感がする………」
『急ぎましょう!』
「だな」
俺は急いで夜美達の元へ向かった………
「よし、着いた」
『あれはちっちゃい夜美様とはやて様?』
「ああ。………しかし凄い戦いだな」
『似たような技で魔力弾のオンパレードだな』
アギトの言うとおり、さっきから魔力弾が飛び交っている。
「流石そっくりさんだな」
『だな。はやてって子を初めて見るけど本当に似てるな………』
『そんなのんきに見ていて………あっ、終わりましたね』
勝負ははやての勝ちみたいだが、ぶっちゃけどっちもどっちみたいだ。
両方とも肩で息をしている。
「取り敢えずもっと近づこう」
近づくと赤い球体があったり、ピンクの髪の少女がいたり、大きなリインがいたりと人物が増えていた。
今ちょうど来たのだろうか?
「いずれにせよ時は満ちた。行くぞ桃色!
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