第十二幕その八
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「豪華ね」
「そうだね」
臆病ライオンは王女の言葉に頷きました。
「これはまた」
「お寿司があってお刺身があって」
「ローストビーフも蒸し餃子もお饅頭もあってね」
「ハンバーガーやチキンナゲットもあるよ」
トトはそういったものを見て目を輝かせています。
「凄く美味しそうだよ」
「どれもね」
「本当にそうだよね」
トトも王女に言います。
「では食べようね」
「はい、食べましょう」
ワインも言ってきました。
「皆で」
「何なら踊りますよ」
こう言ってきたのはサフランでした。
「僕達も」
「実は私達踊れるんですよ」
ふわりも言ってきました。
「犬の踊りが出来るんです」
「奥様がご覧になられていたテレビで犬のダンスがありまして」
桜がどうして踊れる様になったのかをお話しました。
「それで観ていて踊っているうちに覚えました」
「だから皆踊れるんです」
ビスケットも言います。
「それも色々な種類を」
「これでも自信ありますよ」
こう言ったのはレモンでした。
「踊りについては」
「それじゃあですね」
杏仁はもう踊りたくて仕方ない感じです、言葉にその感じが出ています。
「今から」
「もう踊ってくれと言って頂けましたら」
メイプルは尻尾を振りながら言いました。
「早速です」
「皆で踊りますよ」
シュガーも言います。
「今この場で」
「では踊ってくれるかしら」
将軍は赤ちゃんを抱きながら犬達に笑顔で言いました、立っている前にあるテーブルの上にはサラダがあります。
「今から」
「はい、それでは」
「躍らせて頂きます」
「今からそうしますね」
「皆で」
皆こう言ってでした、ワインも入れてです。
皆で踊りはじめます、つぎはぎ娘はその彼等を見て両手を叩きながら言ってきました。
「上手じゃない」
「そうだね」
カルロスはつぎはぎ娘のその子おt場に頷きました。
「犬のダンスもあるなんて知らなかったけれど」
「かなりいいと思うわ」
ナターシャも言いました。
「これは」
「それじゃあね」
恵梨香も観ながら言います。
「最後まで見せてもらいましょう」
「そうだね」
ジョージはじっと見ています。
「こんないいものだから」
「最後まで見せてもらわないと」
神宝も目を離していません。
「駄目だよ」
「こんないいダンスがあるなんて知らなかったわ」
誰よりも踊りが好きなつぎはぎ娘はこう言ってでした。
彼等の中に入って一緒に踊りはじめました、そのぴょんぴょんと跳びはねるリズミカルでダイナミックな踊りを見てです。
犬達も負けていられないとさらに踊ります、将軍とご主人のご家族はその彼等を見て唸ってしまいました。
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