第四百六十八話 【訓練】勝利に向けてその九
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「ですから」
「それでわかるのね」
「私達より遥かに強いですね」
「色々フォームがあるそうですが」
平海はクウガとしての彼のそのことに問うた。
「一体どういったものか」
「かなり多いの」
奈々が答えた。
「実は」
「そうなんですね」
「五代さんはそれを使い分けて戦っているの」
「それでは」
「臨機応変に変えてくるから」
戦いそして訓練の中でそうしてくるからというのだ。
「このこともね」
「見てですね」
「訓練を受けてね」
「そうします」
「それで今日の朝ご飯は何だにゃ」
このことは明石が問うた。
「それで」
「卵焼きとお味噌汁と納豆とお漬けものだ」
長門が答えた。
「おかずはな」
「そうにゃ、全部明石の好物だにゃ」
「ふんだんに食って訓練にあたるのだ」
「そうするにゃ」
「納豆?あんなもの食べられないわよ」
クイーン=エリザベスは納豆と聞いて顔を顰めさせて言った。
「とても」
「美味いぞ」
「あれは腐ってるでしょ」
「発酵させているだけだ」
「糸を引いてるじゃない」
「だから腐っているか」
「どう見てもそうでしょ」
こう長門に返した、見ればクイーン=エリザベスのその顔は納豆というものを真剣に嫌がっているものだった。
「あれは」
「食べればわかる」
「美味しいの」
「しかも身体にもいい」
そうだというのだ。
「最高の食べもの」
「最高ね」
「味についても健康についても」
「全くそうは思えないけれどね」
「あれは腐っていないんですか?」
ユニコーンは真顔でこう言った。
「本当に」
「腐っていない」
長門はユニコーンにも答えた。
「だから食べればいい、訓練にもだ」
「役立ちますか」
「そうだ、だから食べればいい」
「そうですか」
「朝飯の時にな」
まさにその時にとだ、長尾は言った、そしてだった。
戦士達は風呂の後で朝食を食べた、その時にその納豆が出ていたが。
重桜それにライダー達以外の面々は恐る恐る食べたがクイーン=エリザベスは一口食べてこれはという顔になって言った。
「物凄い匂いだけれど」
「美味しいですね」
「ええ、食べられなくはないわ」
こうユニコーンに答えた。
「これは」
「そうですね」
「これならね」
クイーン=エリザベスはさらに言った。
「いいわ」
「ご飯にかけて食うのだ」
瑞鶴が言ってきた。
「いいな」
「そのまま食べずに」
「そのまま食ってもいいが」
瑞鶴はユニコーンにさらに話した。
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