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機動戦士ガンダムSEED DESTINY the oath
怒れる瞳
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のは私なのだから、私も謝ろうと思うが、しかしなんだろう。先程から胸に違和感が...少年の手がそこにはあった。
「...っ!」
乾いた音が市街地に響き渡った。
シン・アスカは理不尽にうちひしがれていた。こんなことがあって良いのか?自分の頬にある真っ赤な紅葉からヒリヒリとした痛みを感じながらそんなことを考えていた。
「あちゃー、綺麗に入ったわね。大丈夫?」
自分と同じく非番であるルナマリア・ホークから心配そうに声をかけられ、手を差し伸べられる。
「ありがと」と言いながら手を取り立ち上がると、ルナマリアが意地の悪そうな笑みを浮かべているのがわかった。
「それよりシン、胸触ったでしょ?」
「っな!?べ、別にそんなんじゃ...」
「なーに動揺しちゃってんのよ?、結構可愛かったもんね?あの子」
自分でも顔が赤くなってるのがわかる。先程ぶたれた頬から痛みがまた広がり、それと同時に恥ずかしさがこみ上げてくる。
「だ、だから本当にそんなんじゃなくて!」
「はいはい、そーゆー事にしてあげるわよ」
そう言いながらルナマリアは自分の言い訳を話し半分に聞きながら先に歩いていってしまう。
ぶつかった拍子に落とした荷物を拾い、先を歩くルナマリアを追いかけるシンのポケットからピンク色の携帯が顔を覗かせていた。
ステラ、アウル、スティングの3人はハンガーに居た。ハンガー内のクローラーには灰色のMSが3機格納されており、そのどれもが他のMSとは見た目が異なっており、新型であるのが分かる。
新型が格納されているハンガーに私服姿のステラ達が居るのをザフト軍の兵に発見されてしまったら捕まってしまうだろうが、既にこのハンガー内のザフト兵は皆鮮血を散らし、倒れていた。
ハンガー内はものの数分で制圧されたのだ。
三人は各々、コックピットが開いたままだった三機MSに飛び乗り起動シークエンスを実行する。
シートに着いたステラはOSを起動させ、コンソールやスイッチを素早い手付きで押していく。
「量子触媒反応スタート、パワーフロー良好。全兵装アクティブ、オールウェポンズフリー...システム、戦闘ステータスで起動」
『調子はどうだ?』
通信からスティングの声が聞こえる。
『OK、情報通り』
アウルが応え。
「良いよ」
ステラもそれに応じた。
灰色だった機体はそれぞれ、スティングのカオスが緑に、アウルのアビスが水色に、ステラのガイアが黒に変わる。
瀕死のザフト兵が鳴らしたのだろう。警報が鳴り響くハンガー内で三機のMSが並び立った。
ミネルバ艦内
『インパルス発進スタンバイ。パイロットはコアスプレンダーへ』
メイリンの発進シーク
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