第67話 文化祭(前準備)
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、今年の文化祭の出し物決めるわよ!」
アリサが教卓に立ち、みんなに話す。
しかし………
「ちょっと、聞いてる!?」
男子は特に興味がなさそうだった。
勝手にぺちゃくちゃ喋っている。
「ねえレイ、文化祭ってどんな感じ?」
「俺は去年サボっただろうが………お前も一緒にいたのにもう忘れたのか?」
「ああ、そうだったね」
ライが苦笑いで言った。
彼女達の前の学校では文化祭は無かった。
昔の生徒が問題を起こしたらしく、それ以来文化祭を行わない事にしたらしい。
なのでライだけでなく、夜美や星も楽しみにしていた。
「しかし、進まないな………」
夜美は呆れた目で騒いでいる男子を見る。
ギャーギャー騒ぐアリサが少し不憫に思えてくる。
バン!!!
「みんな静かにしよう………ね?」
机を叩き、みんなの注目がなのはに行く。
なのはの言葉を聞いた男子は凍ったかのように座って動かなくなった。
流石魔王………
「零治君………?」
「な、なんでもない!!」
アイツ口に出してないのに、何で気がつくんだよ!?
俺の事絶対色んな意味で狙ってるだろ………
「ありがとうなのは。さて、それじゃあ何をやりたいか聞くからみんな意見出して」
そう言ってクラスのみんながそれぞれ意見を出していった。
「さて、色々出たけど………取り敢えず、メイド喫茶とキャットファイトは却下ね」
「「「「「「「「「「ああ〜!!!」」」」」」」」」」
当たり前だ。
だけどどっちも捨てがたかった………
「それで後は………喫茶店、お化け屋敷、人形劇ね。取り敢えず何がいいのか周りの人と話し合ってみて」
さて、前の二つは定番だから分かるが、人形劇とは………
神崎、気持ち悪いぞ。
「レイ、僕お化け屋敷が良い!!お化け屋敷だったら助っ人も呼べるし」
「本当にとんでも無い事になるから絶対やってはならんぞ!!」
慌てて止める夜美だが………
「面白そうじゃないか?」
「そうだね、本物の幽霊がいるお化け屋敷なんて無いから面白くなりそう」
「なっ!?」
予想外の俺とすずかの反応に夜美は少し驚くが、「なるほど」と呟き、直ぐに納得した。
だけど、一応冗談だからな?
「絶対にだめです!!断固反対です!!」
いつの間にかこっちに来ていた星が一生懸命反対を主張している。
「私料理は得意ですし、はやてがいればかなり人気の喫茶店が出来ると思います。なので私は喫茶店を支持します!!」
「なるほど、だったら俺はお化け屋敷で。」
「私も」
「我も」
「僕も」
「みなさん!?」
すずかもしっかり空気を読んでくれました。
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