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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第90話:目まぐるしいイレギュラー
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」
「へいクリスちゃん、パス!」
「ほわぁぁぁっ!?」
「――んなっ!?」
徐に颯人が切歌をクリスに向けて放り投げた。突然の事に切歌は抵抗する間もなく投げ飛ばされ、クリスは律儀に切歌を受け止める為動きた。
「ととっ! たったった……いきなり何しやがんだペテン師!?」
「人をいきなり投げるなんて酷いデス!?」
クリスと切歌、2人からの抗議を無視して颯人は迫る未来に向けてウィザーソードガンを向けて引き金を引いた。無数の銃弾が不規則な動きで未来へと迫る。
それに対し、未来は右手の閉じた扇の様なギアから光線を放って迎撃。銃弾を全て撃ち落とすことで躱した。
「やるねぇ――!」
颯人は尚も未来に対し銃撃を続けた。あのシンフォギアの能力が分からない内は迂闊に近づきたくなかったのだ。
すると未来は足のホバー機能を使って、海上を走りウィザードから距離を取った。
「逃がすかっての!」
〈ハリケーン、プリーズ。フー、フー、フーフーフーフー!〉
風を司るハリケーンスタイルになると、風を身に纏い空中に浮遊し艦上から離れ未来を追った。
追跡してきた颯人に対し、未来は鉄扇から光弾を放ち迎撃。颯人もそれに応戦し、海上で激しい撃ち合いが展開された。
***
颯人と未来の撃ち合いが始まった頃、颯人達から離れて米兵の救援を行っていた透は軽い窮地に陥っていた。
別にノイズやメイジに苦戦している訳ではない。増援が送られ再び数を増したノイズやメイジに手を焼かされてはいるが、そちらに対しては苦戦するほどの事は無い。
問題は米兵側にあった。
「Fire!!」
米兵の生き残りが必死の形相でメイジに向けて発砲した。だがその相手はあろう事か透が変身しているメイジだった。
放たれた銃弾を透は防ぎつつ、彼らに襲い掛かろうとしているノイズを倒し自分に襲い掛かるメイジを迎え撃つ。
透が颯人達から離れ1人米兵達の救援を行っていたが、ここで一つ問題があった。米兵達には透とそれ以外のメイジの違いが分からなかったのだ。
これが颯人のウィザード位違いがあれば米兵達にも味方の魔法使いとそうでない魔法使いの区別もついたかもしれないが、今の透のメイジはマイナーチェンジ程度の違いしかない。見知った颯人達ならばともかく、初めて魔法使いと対峙する米兵達に透とそうでない魔法使いを区別しろと言うのは少々酷な話だった。それも、この乱戦の最中にである。
透の窮地は当然弦十郎達にも知れる事となる。彼らは透に米軍からの攻撃が向いているのを見て、慌てて米軍に透は味方である事を通達しようとした。
「藤尭! 白い仮面の魔法使いは味方であると米軍に伝えろ!」
「了解!」
「待って弦
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