139 選ばれし者達への説明会
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かよ子達は階段を降り、地下道と思われる道を進む。そしてその先に扉があった。中に入ると巨大な広間となっていた。
(す、凄い・・・。こんな広い部屋・・・)
かよ子からしてこの場は童話に出てくるようなお城の舞踏会の会場のような部屋だった。そしてそこに一人の女性が立っていた。
「フ、フローレンスさん!!」
かよ子は思わず前に行った。しかし、その途中で転んでしまった。
「あ・・・」
転んだかよ子の元にフローレンスが近寄る。
「ご無沙汰ですわね、山田かよ子ちゃん、お元気でなによりです」
「は、はい・・・」
かよ子からしてフローレンスと会うのは杉山達「次郎長」とすみ子達「義元」の秘密基地の取り合い合戦を鎮静させた時以来だった。
「でも色々と大変でした。杉山君と大野君が喧嘩しちゃって・・・」
「ああ、その事は石松から聞きましたよ。でも、きっと仲直りします術はあります筈ですわ」
「は、はい・・・」
「では、もうすぐここに来てくれました皆さんの為に説明会を始めますわ」
「はい・・・」
フローレンスは元居た壇上に戻る。そしてその場にイマヌエルが現れた。
「フローレンス」
「どうかしましたか?」
「このさくら友蔵さんとうさくらさきこ君とさくらももこ君のお爺様が孫が心配で行きたいと言うんだ。断っても断っても帰らないんだ。仕方ないから通してやりたいと思う」
「は、はい。困りましたお爺様ですわね・・・。お通しましょう」
(え、まるちゃんのおじいちゃん、結局来るの・・・!?)
かよ子は驚いた。そして声が聞こえた。
「まる子〜!お姉ちゃ〜ん!!どこじゃ〜!?」
「おじいちゃん、ここだよ〜!」
まる子は手を振った。
「まる子〜!よかった、よかった・・・」
まる子と友蔵は感動の抱擁をした。
「おじいちゃん、帰った方が良かったと思うけど・・・」
「ああ、お姉ちゃん、無事じゃったか!」
「まだここに来ただけで何も始まってないよ・・・」
「あ、そういえば・・・」
姉の言葉に友蔵とまる子は心がしらけた。
「あのジジイ、来やがったか」
鯉沢は胡散臭そうにぼやいた。
「それでは選ばれし皆様、この決戦にご参加して頂きました事にお礼を申し上げたいと思います。私はフローレンス。この平和主義の世界を治めます者の一人でございます」
「そして同じくイマヌエル。皆、私達と会った事が多いだろう」
「今、貴方方が住まわれております日本は赤軍といいます過激派集団に狙われております。そしてその赤軍が我々と敵対しています戦争主義の世界と手を組みまして赤軍は日本国の交戦権を復活させ、周辺諸国を植民地化しますといいます野蛮な行為、そして戦争への参加を再び行います事が目的と分かりました。そしてそれと平行しますように我々の世界でも敵対しま
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