少年、闇の剣士に憧れて。
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日誌!』
『とある船乗りたちの物語。遥か宇宙の彼方にある希望の星を求めて…』
私は慧音からもらったワンダーライドブックを闇黒剣月闇に読み込ませる。
『ジャアクリード!ジャアク航海日誌!』
『闇黒剣月闇!』
『Get go under conquer than get keen. ジャアクドラゴン!』
私は左肩から腕にかけて装甲をまとう。肩には戦艦と砲台、腕には大きな錨があった。
ダスト「見た目が変わったからって、調子こいてんじゃねぇゴルァ!!」
ダスト軍団『うおあああああああああ!!』
上條「フン…」
メギドたちに向けて手をかざす。するとどうだろうか、無数のエネルギー弾が発射された。
ダスト軍団『ほあああ〜!!ぶ〜げ〜ぼ〜ば〜〜〜!?』
なるほど、これがジャアクドラゴン以外のワンダーライドブックの力か。メギドたちが次々と塵と化していく。
上條「…………」
さて、残るはあのリーダーか。奴に目を向けたが、奴は腰を抜かし、怯えていた。
コマンダーダスト「あ、あびぶべばばば……闇の剣士ってこんなに強いのォ………!?」
上條「どうした?さっきまでの威勢はどこに行った?私の首を取るんじゃなかったのか?」
こいつは完全に戦意を失っていた。私は闇黒剣月闇の刃先を突きつけ、メギドは怯えながら尻餅をついたまま後ずさる。
コマンダーダスト「ち、ちょっと待って…いや、待ってください……!」
上條「命乞いか?」
コマンダーダスト「あなたの強さ……俺、お見それしました!さっき調子に乗ってあなたに喧嘩を売ったこと、クソ髭親父と侮辱したこと、あの女の人を殺そうとしたをお詫びいたします!ホントにすいませんでした!さっき俺たちが奪った金も食い物も全部返しますんで、どうか、どうか見逃してください!もう二度と人間も襲いません!助けてください!」
上條「…………」
こんな小悪党の……しかもこいつはメギドだ。誰がこいつを許すものか。
『必殺リード!ジャアク航海日誌!』
コマンダーダスト「ヒッ!?や、やめて!やめてくださいよ!謝ったじゃないですか!誠意を込めて謝ったのに何でこんな仕打ちを受けなきゃいけないんですか!お願いします、やめてください!まだ死にたくない!」
上條「…………」
『月闇必殺撃!習得一閃!』
私の背後に巨大戦艦が現れた。戦艦はメギドに砲口を向け、集中砲火を浴びせる。
コマンダーダスト「うわがみあびらびぎゃべぼぱひでぶ〜〜〜〜っっ!!!」
これがメギドの最期の言葉だった。
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