少年、闇の剣士に憧れて。
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するよ、上條」
上條「礼には及ばん。私は守るべきことをしただけだ」
慧音「それにしてもメギドか……私たち妖怪とはまた違った存在が現れたようだな」
上條「本来なら私が元いた世界にしかいないはずだが………これまでにこういった事件が起きたことはあるのか?」
慧音「いや、私が覚えてる限りこの事件はなかった」
上條「なら、怪しい人物とかは見なかったか?」
慧音「それも見たことがない」
ふむ……レジエルたちのようにどこかのアジトに潜み、人間態を持ち、暗躍しているというのだろうか?だが……レジエルたちのような奴らとは限らない。もしかすると3人ではなくそれ以上の人数がいるかもしれん。
どちらにせよ、危険視しなければならないことには変わりなさそうだな。
慧音「………しかし、チルノが無事でよかった。大妖精やルーミア、リグル、ミスティアがかなり心配していたからな」
上條「チルノの友か?」
慧音「ああ。特に大妖精はチルノの親友なんだ。5人の中では一番頭がいい方で、次にリグルなんだ……鳥関係でなければミスティアも頭がいい方なんだが………」
上條「………まさかとは思うが、チルノは………」
慧音「そのまさかだよ。控えめに言っても、悪い。質問したら予想の斜め上を行くことを言うなど……何度頭突きしたことか……」
は?頭突き?
上條「それ、私の世界でやったら大問題だからな?体罰はかなり問題視されてるんだ」
慧音「あ、ああ………ちなみにこれが数日前に行ったテストの結果だ」
教師にまでチルノは頭が悪いと聞かされるとは………そこまで有名なのか?どちらにせよ、これを見て確かめるしか………。
上條「…………な、何だこれは……?」
いや、ちょっと待て。書いていることは書いているが……答えになっていないものもあるというか……私でも理解できないことを書いているのも………。
普通に間違ってるのもあるが、その前に……ダメだ、理解が追いつかない。
上條「まさか霊夢と魔理沙、果てには永琳までバカ呼ばわりした理由は………そういうことか?」
慧音「ああ…」
上條「…………」
これはどうしたものか…神山飛羽真だけじゃない、レジエルたちもこれを見たら虚無の表情を見せるのではないのかと嫌でも想像してしまったぞ。誰か個人教鞭してくれる奴はいないだろうか?
上條「だが……チルノはPTSDを患っている可能性がある。今後体罰はやめた方がいい。体罰を与えると引きこもることもあり得る。一度殺されかけた以上、暴力を振るおうとしたら何が起きるかたまったものじゃない」
慧音「そうだな……チルノのことは後で大妖精たちに伝えておこう」
上條「そうしてくれ」
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