闇の剣士、メギドを討つ。
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
鈴奈庵に住み始めてから数日…私はこの世界は一体どこなのか理解できた。
ここは『幻想郷』、ワンダーワールドやアヴァロンとはまた違った世界のようだ。幻想郷に行くには人々から忘れ去られる、または否定される必要があるそうだが……私は彼らに忘れ去られたということなのか?
上條「……そんなはずはない。そればかりか闇黒剣月闇とワンダーライドブックがここにあることもおかしい…………」
しかも幻想郷は妖怪だけでなく、妖精や神、閻魔もいるそうだ。私はメギドと会っているからそんなに驚くことはないのだが………少女ばかりとは思わなかった。例の永遠亭とやらは竹林の奥にあるそうだが、そこの薬師は月人。人間で言うところの宇宙人だそうだが、月に住んでいたとは思えなかった。いずれ少女の姿をしたメギドも………いや、それはないと思いたい。そんなものを見たら神山飛羽真たちはきっと唖然とするだろう。いや、レジエルたちもそうか。
このように人外がかなり生息しているが、代わりに人間はかなり少なく、今私がいる鈴奈庵を含めたここ『人間の里』にしかいないらしい。
上條「………」
だが例外が2人いた。確か4日目だったか……その時に彼女たちが鈴奈庵に入り、『博麗霊夢』と名乗る巫女が私にかなり警戒していたな。「異変を起こしそうな悪人面をしている」と言われたが、言いがかりにもほどがある。レジエルたちと協力していたとはいえ、否定はできないが、何もそこまで言う必要はないだろう。
もう1人は『霧雨魔理沙』と名乗る魔女。霧雨といえば大手道具店霧雨店というのを聞いたことがあるが、それと関係はあるのか?それはそうとして、彼女は霊夢とは対照的で、私に言いがかりをつけた霊夢に「人を見かけで判断するな」と怒り、私がどうやって元の世界から来たのか珍しそうに聞いていた。一応どんな所なのか軽く説明したら、すごく目を光らせていたな。
そしてあの2人は人間の里に住まず、ここからかなり離れた場所に住んでいた。霊夢は博麗神社という建物に住み、魔理沙は魔法の森と呼ばれる所で霧雨魔法店という建物に住んでいるそうだ。霊夢はともかく、魔理沙は1人でそこに住んで大丈夫なのだろうか?少し気がかりだ。
あと魔理沙から聞いた話によると、紅魔館という吸血鬼が住む屋敷には時を操るメイド長がいるそうだが……時を操る、か………とても興味深い。いずれ会った時に手合わせするのもありかもしれん。
上條「だが、あの博麗霊夢は鈴奈庵を去るまでに私への警戒を解くことはなかったようだな。それだけ警戒するということは、いずれ私が何かしらの事件を起こすと思っているのだろうか?真理を知りたいだけだが、それだけで驚異と思われるのか?」
話がずれてしまったが、外の世界……つまり私がいた世界と隔絶されているらしく、ここに来ることは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ