闇の剣士、メギドを討つ。
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たというのか?そうであってほしくないが……。
気づけば私は闇黒剣月闇とジャアクドラゴンを手にしていた。
小鈴「上條さん、それ…」
上條「前にも言っただろう、私は闇の剣士だと。いつ何が起きてもおかしくないと言わんばかりに平穏だったんだ、もしかするとメギドが現れたかもしれん……」
小鈴「メギド?」
上條「まあ、ここでしゃべっていても実際にこの目で確かめないとわからん」
小鈴「あっ、ちょっと!上條さん!」
鈴奈庵から出た途端、すぐに外がどうなっているのかわかった。
目の前に広がる美しい自然、シャボン玉、空想の生物………間違いない、ワンダーワールドだ!
小鈴「な、何これぇぇぇぇぇぇ!?人里がなんかすごいことになってる!?」
上條「お前も来たのか小鈴」
小鈴「だって気になるじゃないですか!というか、上條さんが言ってたワンダーワールドって、まさか………これのこと!?」
上條「いかにもそうだ。まさか幻想郷までワンダーワールドに吸い込まれるとは………メギドの仕業としか考えられない。だが奴らはどこに……?」
だがワンダーワールドに吸い込まれたのは私と小鈴だけではなかった。里の人間たちもワンダーワールドに吸い込まれている。
そしてあの巫女と魔女も…。
魔理沙「どうなってんだよこれ!?私たち、今どこにいるんだよ!?」
霊夢「ここが人里でも幻想郷でもないのはわかるけど、明らかに異変レベルでしょ!」
普段の霊夢と魔理沙からは窺えない取り乱し方だった。あの烏天狗は別だが。
確か名前は『射命丸文』だったか?スクープだと言いながらカメラでワンダーワールドの写真を大量に撮っている。
文「幻想郷でこんなすごい光景が見れるなんて一生に一度しかないチャンスだわ!明日の新聞のネタもどんどん湧いてくる!激写激写ァ!」
霊夢「文ーっ!!写真ばっか撮ってないで元凶探しなさいよ!!」
文「え〜、何でですか〜?せっかくきれいな光景なのに〜」
彼女から撮影をやめる気配は感じられなかった。メギドを探す必要があるが、ここは霊夢と魔理沙と協力すべきか?だが霊夢は私に言いがかりをつけてきた女だ。下手に声をかければ元凶扱いされ、攻撃されるかもしれない。
だが元凶はすぐに見つかった。いや、自ら来たと言った方が正しいか。それも犠牲者を連れて。
イフ・ストーリー「つまらんな……彼女の最強物語は三流以下のものだったか」
氷の妖精「ちょっと!何よこれ!あたいを捕まえてどうしようってのさ!」
あれは砂だろうか。氷の妖精の身動きを取れなくしている。
そして我々の前に見るからにいびつで禍々しい化け物が……化け物?待て、奴は化け物でもただの化け物じゃない……。
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