闇の剣士、メギドを討つ。
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
小鈴「そうですけど………」
というのも建前であり、本心でもある。闇黒剣月闇以外に『ジャアクドラゴン』を見つけた時、その隣に見知らぬワンダーライドブックがあった。『滅亡迅雷モンスターズ』だったか?その時、確か……。
『かつて、人類を滅ぼそうとしたのは4人の仮面ライダーだった…』
と流れていたが……仮面ライダー?他の世界にも仮面ライダーと呼ばれる剣士が存在するというのか?そう思い、念のため回収した。その下には『四獣士』と書かれた本があった。例のワンダーライドブックと仮面ライダーと関係しているのかと推測し、他の本を預かっては調べてみた。
結果、今日までワンダーライドブックが確認されたのは青空の青年、吸血鬼と聖職者の2冊だった。だが気がかりだったのは『ジャオウドラゴン』がなかったことだ。なぜジャアクドラゴンはあったにもかかわらず、ジャオウドラゴンがなかったのか………誰かが持っていったのか?その時に消されたのか?
それはそれとして、小鈴は私を助けてくれた。真理を探求するためとはいえ、住む所なくして活動もままならんからな。もし彼女の身に何かあればと思うと………。
上條「しかし、これだけの本をよくここまで仕入れたものだな。中には『アガサクリスQ』という名の作家が書いた本もあるようだが………」
小鈴「でもあんまり評判じゃないんですよね。外の世界の推理小説なんですが……」
上條「……常識や法律など規律があるからこそウケがいいんだが、規律があやふやな所ではウケが悪いのだろう。常識がないというのも考えものだな」
それはそうと、問題はメギドの存在だな。ここまで何事もないと思うと、不気味としか言いようがない。何かしらの事件が起きても不思議ではないが……。
紳士風の白髪男「私の睨んだ通りでした。彼はやはり剣士のようです……それも闇を司る者」
トラのスカジャンの着た男「闇の剣士か……ならばこの『エビルタイガー』様が奴を成敗してくれよう!」
ミュージシャン風の男「いや、奴を音楽で魅了させ、滅するのはこの『ソウル』だ」
紳士風の白髪男「まあまあ、そう焦らずに。まずは小手調べと行こうではありませんか」
『オルタ…』
紳士風の白髪男「さあ、『イフ・ストーリー』。あなたが世界を繋げるのです。そして闇の剣士を滅ぼしなさい」
イフ・ストーリー「かしこまりました。さあ、この世界で自分好みの新たな物語を作るとしよう……」
上條「…?」
何やら外が騒がしい。
小鈴「なんか騒がしいわね……また事件でも起きたのかな?」
小鈴も外の様子がおかしいことに気づいたようだ。まさかメギドが動き出し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ