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東方闇剣士
はじめに、闇の剣士目覚める。
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???「ワンダーワールドって何ですか?」

上條「……いや、何でもない。だがお前が言うように、外の世界とやらというのは正しいかもしれ………ん?」


私は壁に立て掛けてあるものを見て、目を疑った。
あれは闇黒剣月闇!?なぜだ!?神山飛羽真に託したはずの剣がなぜあそこに!?


???「あの、どうしました?」

上條「闇黒剣月闇がなぜここに!?なぜお前があの剣を持っている!?」

???「え!?あれあなたの剣なんですか!?何だろうと思って飾ってたので、てっきり……」


確かに私は死ぬ前、神山飛羽真に託した。まさかわざわざ私の元へ来たのか?いや、あり得ん……剣が意志を持ってるとは思えない。
わからん………なぜ死んだはずの私がここにいるのか、神山飛羽真に託した剣がなぜ鈴奈庵にあるのか………。


上條「………考えても仕方ないか………だが、これからどうするか………」

???「行く当てがないんでしたら、ここに住みませんか?」

上條「いいのか?」

???「もちろんです」

上條「なら、お言葉に甘えさせてもらう。私は上條大地、かつて炎の剣士『セイバー』として戦い、組織を裏切ってからは闇の剣士『カリバー』として戦っていた者だ」

???「セイバー?カリバー?それってさっき白い服を着た人が言ってた…」

上條「?」

???「あ、何でもありません。私はここ、鈴奈庵の店番をしている本居小鈴といいます」

上條「本居小鈴か。よろしく頼むぞ」


こうして私は鈴奈庵に住むことも兼ね、浮かび上がる謎を解明することになった。
その後、私の『ワンダーライドブック』も店内で見つかったのは言うまでもない。
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