暁 〜小説投稿サイト〜
幻想甲虫録
幕間2:白狼天狗のクワガタは変態という名の紳士?害虫?
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
「今でも鮮明に覚えていますが、それが何か?」

輝夜「最初あなたみたいなヘルクレスの亜種はすごく珍しいと思ってたけど、永遠亭の手伝いとして一生懸命働いてくれたり、いろんな野良虫の襲撃から守ってくれたり……そして今みたく私を遊覧飛行で楽しませてくれて嫌なこと全部忘れさせようとしたり、私たちはあなたのことを邪魔なんて一度も思ってないわよ?あなたがいるだけで永遠亭はとても賑やかなの」

エクス「姫………」


言葉を紡ごうとしたエクスだが、輝夜の背後からある1匹のクワガタが迫ってきているなどまだ知らなかった。エクスと話している輝夜ももちろんそのクワガタの存在に気づくわけがない。


???「下着見せてー!!」

輝夜「ギャー!!//////」


輝夜の背後から現れたのはどこにでもいる普通のミヤマクワガタだった。
スカートをめくられ、スラッとした足とパンツがあらわになると同時に悲鳴をあげながら顔を真っ赤にする。


エクス「姫!?」

ミヤマクワガタ「今日は白か……いや〜、やっぱり永遠亭のお姫様って見た目もパンツも上品で最高ですな〜!どれ、もっと拝見させてもらいましょうか!『センプウ』!」


ミヤマクワガタは羽を広げると、地面を滑るように輝夜の周りを高速で飛び回る。
するとどうだろうか、輝夜のスカートが先ほどより大きくめくれ上がり、輝夜の上半身が隠れる。


輝夜「いやあああああ!!何するのよー!!やめてぇ!!パンツ見ないでぇぇぇ!!//////」

ミヤマクワガタ「フッハハハハ!スカートめくりなぞこの『夜摩』様にとって赤子の手をひねるより楽な作業よ!お姫様のスカートよ、もっともっと舞い上がれ!このまま脱げる勢いで舞い上がれぇぇぇぇ!!」


夜摩と名乗るミヤマクワガタはさらに速度を上げ、輝夜はめくれ上がったスカートを押さえようとする。
だが夜摩は全く知らない。輝夜のスカートめくりに夢中になりすぎたその天罰が下ることを。


夜摩「俺はパンツの他にもジャイアントなパイオツも好きだー!!白パンツ万歳!!!ピンクパンツ万歳!!!ジャイアントパイオツ万歳!!!万歳!!!万歳!!!バンザーイ!!!!バンザァァァァァイ!!!!」

輝夜「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!//////」



バゴンッ



夜摩「ドギャス!?」


唐突に中断される高速回転。体に激痛が走ると同時に数メートル吹き飛ばされた。


夜摩「ちょ……痛いんですけど!誰ですか!せっかくの楽しみを邪魔する奴は!」

エクス「…………姫に手を出す奴は何者だろうと断じて許さん」

夜摩「ゲェ!?え……えええエエエ………エクアトリアヌヌヌスブルルルルゥゥゥ!?」


そう、スカートめくりを楽しむ夜
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ