第十二幕その四
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「そうさせてもらうわ」
「そう、親になることは最高の学問の一つよ」
「人間の心についてのね」
「まさにそうよ、だからあんたもね」
「これからも学んでいくってことね」
「私と一緒よ」
「そうなるわね、ただあんたの子供の数は」
それはどうかとです、将軍は言いました。
「凄い数よね」
「百羽はいるわよ」
「そうよね」
「それに孫も曾孫もいるから」
「余計に凄いわね」
「私が女王の国なんて」
ご主人と一緒に治めているその国はといいますと。
「百万はいるわね」
「本当に多いわね」
「それでその百万の子供や孫や曾孫達を育てていたら」
そうしていると、といいますと。
「もうね」
「親として」
「いつも素晴らしいことをね」
「沢山学んでいるわね」
「そうしているわ、だからあんたもね」
将軍もというのです。
「二人も三人も」
「子供をもうけて」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「学んで成長していってね、そうしたらね」
「そうしたら?」
「あんた今異常に奇麗になれるわよ」
「奇麗にもなるの」
「今のあんた凄く奇麗よ」
将軍のそのお顔を見ての言葉です。
「本当にね」
「そうなの」
「人相っていうか顔立ちがね」
それがというのです。
「凄くね」
「いいの」
「そう、それでね」
その為にというのです。
「本当にね」
「奇麗なの」
「母親の奇麗さね」
そうした奇麗さが今の将軍にはあるというのです。
「凄くいいわよ」
「そうなんだよね」
ご主人もここで言ってきました。
「奥さん本当に子供が生まれてさらにだよ」
「奇麗になったの」
「結婚した時も奇麗で」
そしてというのです。
「それからも奇麗だったけれど」
「今はなの」
「これまで以上にね」
さらにというのです。
「奇麗になってるよ」
「そうなのね」
「顔の相がね」
ビリーナの言う通りにというのです。
「それがね」
「よくなってるの」
「どんどん、そして特にね」
「子供が生まれてから」
「そうなったよ」
「それは気付かなかったわ」
将軍ご自身もです。
「本当にね」
「そうなんだ、けれどね」
「それでもなのね」
「凄くね」
これがというのです。
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