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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百六十八話 【訓練】勝利に向けてその一

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               第四百六十八話  【訓練】勝利に向けて
 重桜の御殿に入るとだった。
 五代はその中を見回してこう言った。
「日本だね」
「そうだな」
 一条もその言葉に頷いた。
「桜が咲き誇っていてな」
「木造の屋敷で」
「これは明らかにな」
「日本ですね」
「どう見てもな」
「皆さんのお国でしたね」
 赤城は五代達の話を聞いて横から言ってきた。
「そうでしたね」
「そうなんだ、それでね」
「日本でもですね」
「桜があってね」
 そうしてというのだ。
「屋敷もね」
「こうした木造ですね」
「造り方もそうだよ」
 それもというのだ。
「完全にね」
「こうしたもので」
「うん、まるでね」
 笑顔でだ、五代は赤城に話した。
「昔の日本に来たみたいだよ」
「そうですか」
「それでお部屋の中も」 
 五代はそちらの話もした。
「靴を脱いで上がって」
「はい、そうです」 
「そうして畳だね」
「そして木の渡り廊下で」
「そこで中庭を観られるね」
「その通りです」
「最初に来た時は驚いたわよ」
 こう言ったのはヴェスタルだった。
「こんな造りの建物があるなんて」
「そこまでか」
「ええ、まるで異世界に来た気分だったわ」
 ヴェスタルは長門にも話した。
「本当にね」
「そう思っていると実際に異世界から来た人達が来た」
「そうもなったしね」
 ヴェスタルは長門に答えた。
「世の中どうなるかわからないこともよ」
「わかったか」
「心の底からね」
「この異質さがいいのよ」 
 プリンツ=オイゲンは周りを見回しつつ笑って話した。
「他の国とは全く違うね」
「桜の花びらがあちこちにいつも漂っていて」
 アドミラル=ヒッパーはそれを見ていた。
「違う島にいるみたいね」
「ここにいるとそう思えるわね」
「ええ、本当に」
「これが重桜なのよ」
「そうなのね」
「だからね」
 それでというのだ。
「このお屋敷ではね」
「重桜を楽しむの」
「そうすればいいわ」
「さて、酒だ」
 伊勢は明るく言った。
「今からな」
「馳走もある」
 日向が続いた。
「お刺身もお寿司も楽しみましょう」
「寿司か。お握りの上に刺身を乗せたものだな」
 プリンス=オブ=ウエールズは微笑んで言った。
「あれは美味いな」
「ええ、普通のお握りも美味しいけれど」 
 イラストリアスも言った。
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