白羽の子 ーいざ、紅魔館へー
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
…あ」
ようやく気づいたというような目をする。さらに呆れたジェットがため息をついた時、紅魔館の玄関から1人の少女が姿を現す。
吸血鬼「あら、霊夢たち来たのね」
ジェット「これはこれは、お嬢様」
玄関から現れた少女はピンクのドレスを身につけ、背中にコウモリの翼を生やしている。
彼女こそ紅魔館の主人にして紅霧異変の首謀者でもある吸血鬼『レミリア・スカーレット』。同時にカリスマローグのパートナーでもあった。
咲夜「ただいま帰りました、お嬢様」
カリスマローグ「レミリア、今日の夕飯だが……ピーマン入るらしいぞ」
レミリア「え?」
今日ピーマン出るの?そういった表情で咲夜とジェットの顔を見るレミリア。どういうわけかジェットの目はまるで薄ら笑いを浮かべているようにも見えた。
ソウゴ「ローグもそうだけど、レミリア500歳だよね?」
ギルティ「だな。なのにピーマン嫌いって……」
コクワガタ「ぴーまんってなぁに?」
魔理沙「お前ピーマン知らないの?野菜だよ、野菜」
コクワガタはまだサナギから孵ったばかり。そんな甲虫にピーマンを食べさせたらどんな反応をするのかといたずら心が湧く魔理沙であった。
レミリア「………とりあえず霊夢たちを私の部屋に招待するわ。咲夜、ジェット、紅茶をお願いね」
咲・ジェ「「かしこまりました、お嬢様」」
レミリアの部屋に案内された霊夢たち。紅茶を飲みながら会話することになったのだが、咲夜とジェットが去る際、なぜかジェットはまるで「お前の分なぞ淹れたくなかった」と言いたそうな目で魔理沙を見ていた。
この時、魔理沙はなぜジェットが不機嫌そうなのか察していたが、そんな彼などどうでもいいといったような様子で無視。レミリアは霊夢たちに視線を移す。
レミリア「さて……あなたたちがここに来たのは『究極必殺技』を習得するためでしょ?」
霊夢「ファッ!?知ってるの!?ぜひ教えて!!ハリーハリー!!」
魔理沙「いきなりだな……こいつどんだけ究極必殺技に目がくらんでんだか………」
究極必殺技という言葉を耳にするや否や、霊夢はすぐに目を輝かせる。
レミリア「詳しいことはパチェに聞けばわかるわ。けどその前に…………ソウゴだったかしら?」
ソウゴ「?」
レミリア「そこで紅茶をすすってるウォズから『ムシキング』にして『甲虫の魔王』として幻想郷に君臨するという話は聞いてるでしょ?」
ソウゴ「……何か知ってるの?」
レミリア「私の能力は『運命を操る程度の能力』。あなたの運命が見えたの。遠い未来、2068年………確かにあなたは甲虫の魔王『ダークロードバグ』として
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ