五十 共同戦線
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戦を察した。
目まぐるしく頭を回転させるシカマルを視界の端で認めながら、再不斬は「おい」とカカシを呼ぶ。
「たかが三つ、命を削る単純作業だ。腑抜けてねぇで、とっととやるぞ」
「鬼人にしては弱腰だね。ひとりで全員相手にするくらいの気概を見せてくれない?」
「抜かせ。てめぇが楽したいだけだろ」
軽口に軽口で返して、再不斬は首切り包丁を地面から抜き取る。
血液用カプセルを懐に忍ばせ、両者は改めて、角都と飛段に向き合った。
「写輪眼のカカシと霧隠れの鬼人…雷遁と水遁の心臓を一度に手に入れられるな」
「気が早いぜ、角都。邪神様へ捧げる供物にもすんだからよぉ」
自分達の勝利を確信する不死コンビを前に、カカシと再不斬は同時に地面を蹴った。
「「既に手に入れた気になってるんじゃねぇぞ──俺の心臓は俺のモノだ」」
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