第66話 有栖家家族会議
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ごすために、有栖家みんなで突き進む!例え何があろうとも………これが僕達の覚悟だよ」
有栖家みんなで突き進むか………
「それが例え人を殺すことになっても、その痛みはみんなで分かち合いましょう」
「だからもう1人で抱え込むのは止めろ」
「もうお兄ちゃんはあの時とは違うんですから」
俺は………
「なあ零治、良いんじゃねえの?」
「アギト?」
「星達の覚悟は立派だよ。零治の言う人を殺す覚悟では無いかも知れないけど凄く強い思いだぞ。これを簡単に覆すことは出来ないと思う」
「私もそう思うぞ」
「フェリア………」
俺にもそれくらい分かる。
星達の覚悟にしっかりとした思いを感じる。
『なあ、零治もいつか好きな女の子が出来ると思う。好きな女の子を守るのは男の役目だ。だけどな、ただ守ってやるだけじゃ駄目なんだ。一方通行な思い込みは逆に相手には負担なんだぜ』
『いきなり何言ってるんですか………』
『シャイデが好きすぎて、アイツの勤務中に遊びに行って、チョッカイだしたらマジで殺されそうになった………』
『何やってんですか先輩は………しかも前の話関係無いし』
『しかも現在進行中』
『知るか』
『助けて』
『巻き込まないで下さい。………てか離せ』
結局巻き込まれて俺も一緒にシャイデから逃げてたんだよな………
「ククッ」
「零治?」
「ああ悪い、思い出し笑いだ」
全く、あの人の事を思い出すとはな………
だけどあの人の言った事もあながち間違えじゃなかった訳だ。
「ありがとうみんな、スカさんからは俺から言っておく」
俺がそう言うと………
「本当にいいのか?」
「むしろこっちから頼む。スカさんの頼みを有栖家みんなで受けよう」
そう言うとみんなが頷いてくれた。
「ありがとうみんな………」
「いいんですよフェリア、次からよろしくお願いしますね」
「ああ、こちらこそ」
「さて、アギトが俺達の家族になったことだし、アギトの物を買いに行くか」
「でもアギトって小さいよね?連れて行ったら問題にならないの?」
ライの疑問は最もだ。
だけどな………
「それは大丈夫だよな?」
俺はアギトに振ると、
「ああ、見てな」
にやっと笑い、アギトは光に包まれる。
光が晴れると、そこにはキャロより少し大きいくらいの女の子がいた。
「アタシは人の大きさになることも可能なのさ、しかも………」
そう言うと、また光に包まれる。
光が晴れると、今度は星と同じ位の身長の女性が現れた。
「大人になることも可能なのさ。だけどこっちは燃費がかなり悪いから小さい方や子供がいいんだけどな」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ