第66話 有栖家家族会議
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言って休みにしてもらった。ちなみにキャロの方も連絡を入れてある」
「用意周到ですねお兄ちゃん………」
それほどマジだって事だよ。
しかし、予想通り星達3人は機嫌が悪そうだ。
あっ、ライは眠そうだった。
「分かりました、取り敢えず話を聞きましょう。でもくだらない話でしたら私達は学校へ行きますから」
「ああ。それでいい、ありがとう3人共」
俺は3人にお礼を言って、話を始めた………
「まず始めに、すまなかった!!」
俺は机にデコがつきそうな位頭を下げる。
「な、何頭を下げてるんですか!?止めてください!!」
「そうだ!!」
「恥ずかしいから止めてよ!!」
「いや、これだけはしっかり謝らせてもらう。お前らにちゃんと伝えずに行ってしまった事は悪かったと思ってる。だけど………」
そう言って俺は顔を上げる。
「1日考えたけど、お前たちに手伝わせることだけはどうしても許可する気は無い」
「「「!?」」」
昨日の夜もずっと考えてきた。
だけど、やはりあんな危険な場所にコイツらを連れていくわけには行かない。
今回はあれくらいだったけど、他の場所はもっと過酷かもしれない。
それに、コイツらがアギトみたいな子を実際に見て、管理局に喧嘩を売るような事をするかもしれない。
俺達にはそんな力は無いし、やったらもう平凡な毎日は望めない。
どうしても星達には平和に楽しく過ごして欲しいのだ………
「それは、どういうことでしょうか?」
「お前たちにはもう戦って欲しくないんだ」
「でも、レイだけが危険な目に合ってるのを僕達が黙って見ていられないって昨日言ったよね?」
「それを言われて考えたがそれでも俺は同じ気持ちだ」
「………本当にそれだけですか?」
「何を………」
「レイ、本当の事を言ってくれなければ我らは学校へ向かうぞ。ただでさえ我らにはレベルの高い学校なのだ。勉強しなければついていけなくなる」
そんなことはないだろうが、ここから抜け出す口実なのだろう。
「零治………」
フェリアがどうするって目線で聞いてくる。
………仕方ないか、ここまで真剣に聞いてきたら流石に言わないといけないよな。
「俺はな、実際に行った時に管理局の行いを見て、喧嘩を売るんじゃないかって思ってるんだ」
「喧嘩を売るって………」
「俺は本気で管理局を潰そうと思った。アギトにしてた仕打ちを見てな」
そう言うと、フェリア以外のみんながアギトを見る。
アギトは思い出したのか顔が青い………
「アギトちゃんの仕打ち………?」
「コイツはモルモットだったんだよ。古代ベルカ式のユニゾンデバイスという理由で、毎日
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