第12話 袁紹の初恋
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んわ!
慌てて、彼に視線を戻すと、野蛮な人達の一人が彼を殴りつけてきましたわ。
彼はその小さな体で、野蛮な人の拳を片手で受け止めていましたわ。
私は驚きましたわ。
あの力だけはある猪々子さんを殴りつけたあの野蛮な人の拳をものともしないなんて・・・。
「すいませんが直ぐ終わらせてもらいますね」
彼は一言言うと、野蛮な人の懐に入り込み腹に一撃を放ちましたわ。
あの無礼な野蛮な人は白目を向いて、膝を付いて前のめりに倒れましたわ。
オーホホホホホホ、いい気味ですわね!
それにしても、私、彼のお姿を見ているだけで、体が熱くなりますわ。
彼、凛々しいですわっ!
もう一人の野蛮な人は驚いていますわ。
彼は最後の一人の野蛮な人に近づくと、一瞬体勢を崩し、野蛮な人の左足の関節に蹴りを入れましたわ。
「ぎぃやあああああああーーーーーー!」
野蛮な人が絶叫を上げ、野蛮な人の足は変な方向に曲がっていますわ。
い、痛そうですわね・・・。
彼は体勢を崩して、叫んでいる野蛮な人の背後に回り、腕で首を絞めて気絶させていましたわ。
最初に倒された野蛮な人同様、白目を向いてますわね。
オーホホホホホホ、気分が良いですわね。
それにしても私どうしてしまったのでしょう。
彼を見ると体が熱くなりますわ。
こんなこと、今までに体験したことがありませんわ。
これがもしかして・・・、巷で聞いた事があるあれですわねっ!
「私は貴方に恋をしてしまいましたわ」
私は気付くと彼に近づきながら、そう言ってしまいましたわ。
な、何てはしたないことをしていますの。
気付いた彼は、私の告白に動揺しているみたいですわ。
キャァーーーーーー、まずいですわ、気まずいですわ!
私の顔から火が出そうな位、熱いですわ。
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