暁 〜小説投稿サイト〜
幻想甲虫録
白羽の子 ー奇跡の真実ー
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
か」

霊夢「さすがにそれはルール違反でしょ」

魔理沙「それも対策されるんじゃねぇのか?」

轟天「(オレ)にいい考えがある」


と、考えのつく限り様々な提案を出し合う一同。こいしの提案は霊夢の言う通りルール違反ということですぐに却下された。
すると先ほどまで眠っていたソウゴが目を覚ました。


コクワガタ「あっ、かぶとむしさんおきたよ!」

霊夢「ソウゴ!無事だったのね!よかったぁ……もしあのまま死んでたら……」


霊夢はもうそれ以上言葉が出なかった。何しろソウゴは散々轟天に痛めつけられたのだ。
にもかかわらずソウゴは覚醒し、スーパートルネードスローで轟天を打ち倒した。轟天を倒したことと生きていたことの嬉しさのあまり抱きつき、感極まって泣きそうになる。


ソウゴ「え?どうなったの?俺負けたの?」

轟天「負けたのは(オレ)だ、貴様じゃない」

ソウゴ「…………マジ?」

魔理沙「マジ」

ソウゴ「…………現実?」


寝ぼけ眼で聞く。まるで夢でも見ていたかのような反応だ。


ウォズ「我が魔王、勝ったという実感がないのですか?」

ギルティ「嘘だろ!?マジで何も知らねぇの!?お前のスーパートルネードスローで轟天に勝ったんだよ!」

ソウゴ「………………ごめん、覚えてない。無意識でやってたから………何があったかさっぱりで………」


ソウゴの口から出た言葉『無意識』。こいしの能力は『無意識を操る程度の能力』。霊夢たちは一斉にこいしの方を見る。
だがこいしはそんな能力など使っておらず、首を横に振る。釈然としなかったのか、全員微妙な表情を浮かべた。


ウォズ「ともかく!我が魔王が目覚めたことだ、究極必殺技を取得するために次の目的地に連れていくとしよう」

コクワガタ「ねーねーしろいかぶとむしさん、つぎはどこにいくの?」

ウォズ「それは秘密だ。まあ、いずれわかる……」


するとウォズのスカーフが生き物のように動き、巨大化し、ウォズたちを包む。彼らを包んだスカーフはそのまま命蓮寺を飛び出し、どこかへ消えていった。


聖「あのスカーフ万能ですね」

轟天「河童に頼めば作ってくれそうだな」










ところ変わって、ここは紅魔館。かつて幻想郷を紅い霧で閉ざす異変『紅霧異変』を起こした吸血鬼、『レミリア・スカーレット』が住む屋敷である。
この屋敷の門番、『紅美鈴』にもパートナーがいる。彼の名は『リュウガ』、種類はヘルクレスオオカブト。どちらかといえばリッキーブルーのような見た目であり、前翅が青白いが、斑点が赤いのが特徴的だった。
リュウガもまた美鈴同様紅魔館の門番を務めているのだが………。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ