白羽の子 ー奇跡の真実ー
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か」
霊夢「さすがにそれはルール違反でしょ」
魔理沙「それも対策されるんじゃねぇのか?」
轟天「我にいい考えがある」
と、考えのつく限り様々な提案を出し合う一同。こいしの提案は霊夢の言う通りルール違反ということですぐに却下された。
すると先ほどまで眠っていたソウゴが目を覚ました。
コクワガタ「あっ、かぶとむしさんおきたよ!」
霊夢「ソウゴ!無事だったのね!よかったぁ……もしあのまま死んでたら……」
霊夢はもうそれ以上言葉が出なかった。何しろソウゴは散々轟天に痛めつけられたのだ。
にもかかわらずソウゴは覚醒し、スーパートルネードスローで轟天を打ち倒した。轟天を倒したことと生きていたことの嬉しさのあまり抱きつき、感極まって泣きそうになる。
ソウゴ「え?どうなったの?俺負けたの?」
轟天「負けたのは我だ、貴様じゃない」
ソウゴ「…………マジ?」
魔理沙「マジ」
ソウゴ「…………現実?」
寝ぼけ眼で聞く。まるで夢でも見ていたかのような反応だ。
ウォズ「我が魔王、勝ったという実感がないのですか?」
ギルティ「嘘だろ!?マジで何も知らねぇの!?お前のスーパートルネードスローで轟天に勝ったんだよ!」
ソウゴ「………………ごめん、覚えてない。無意識でやってたから………何があったかさっぱりで………」
ソウゴの口から出た言葉『無意識』。こいしの能力は『無意識を操る程度の能力』。霊夢たちは一斉にこいしの方を見る。
だがこいしはそんな能力など使っておらず、首を横に振る。釈然としなかったのか、全員微妙な表情を浮かべた。
ウォズ「ともかく!我が魔王が目覚めたことだ、究極必殺技を取得するために次の目的地に連れていくとしよう」
コクワガタ「ねーねーしろいかぶとむしさん、つぎはどこにいくの?」
ウォズ「それは秘密だ。まあ、いずれわかる……」
するとウォズのスカーフが生き物のように動き、巨大化し、ウォズたちを包む。彼らを包んだスカーフはそのまま命蓮寺を飛び出し、どこかへ消えていった。
聖「あのスカーフ万能ですね」
轟天「河童に頼めば作ってくれそうだな」
ところ変わって、ここは紅魔館。かつて幻想郷を紅い霧で閉ざす異変『紅霧異変』を起こした吸血鬼、『レミリア・スカーレット』が住む屋敷である。
この屋敷の門番、『紅美鈴』にもパートナーがいる。彼の名は『リュウガ』、種類はヘルクレスオオカブト。どちらかといえばリッキーブルーのような見た目であり、前翅が青白いが、斑点が赤いのが特徴的だった。
リュウガもまた美鈴同様紅魔館の門番を務めているのだが………。
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