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幻想甲虫録
白羽の子 ー放て、究極奥義ー
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羽を広げる時、2匹は竜巻のごとく回転しながら空中へ飛び上がる。


ソウゴ「ウォォォォォォォオオオオオオオオオオアアアアアアアアアア!!」

轟天「ぬおおおおおおおお!!離せ!何のつもりだ!何をする気だソウゴ!一体何が起きているというのだ!離せ!離さんかァァァ!!」

ギルティ「ふ、風圧がスゲェ…!」

魔理沙「私たちまで飛ばされるぅ…!」

聖「ソウゴさんがあの轟天を振り回している!?」


動揺しているのは聖も同じだった。まさか強大な力と巨体を持った轟天が持ち上げられるなんて。
この時、霊夢もさっき自分が叫んだ言葉を思い出していた。





霊夢『ソウゴも鎧丸みたいな究極必殺技が使えたらーっ!!』





霊夢「まさかあいつ………私の悔しさに応えて…………!?」

轟天「この技、まさか!ただのトルネードスローじゃないのか!?」

ソウゴ「食らえ轟天!!これが俺の!!怒れる風の力だァァァァ!!『スーパートルネードスロー』ォォォォォォォォォォォォォ!!!!」

轟天「ぐぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」


天高く投げ飛ばされ、回転しながら宙を舞う轟天。ソウゴも回転しながら着地した時、轟天の巨体が地に落ちる。
再び起こる立っていられないほどの激しい揺れ。


ソウゴ「や……やった………勝った………」

ギルティ「嘘だろ…マジで倒しやがった……」

魔理沙「霊夢の悔しさに応えてスーパートルネードスローを使えるようになるって、おい………」


この場にいる全員が唖然としてしまった。それは聖も同じこと、ソウゴが轟天を倒すなどあり得ない話だった。まるで夢を見ているかのような気分だった。
そんな中、ただ1匹だけ目を輝かせている甲虫がいた。白羽のコクワガタである。


コクワガタ「すごーい!あのむしさんもすごかったけど、かぶとむしさんがかったー!ぼくもいつかあのかっこいいわざつかえるようになるのかなぁ!?」

霊夢「す、すごいじゃんソウゴ!!今のが『究極必殺技』っていうんでしょ!?しかも鎧丸と同じ…!」


我に返った霊夢がソウゴに駆け寄ったその時、どこからともなく現れたこいしとウォズがソウゴの横に立つ。


霊夢「って、こいし!?」

こいし「はいは〜い!ソウゴの勝利の祝いは私たちにお任せ!勝利の儀の時間だよ〜!」

聖「勝利の儀?」


聖が首をかしげる。それをよそにウォズはソウゴが青太郎を倒した時と同じように威厳のある声で叫んだ。


ウォズ「祝え!全甲虫を凌駕し、時空を超え、過去と未来をしろ示す『甲虫の王者』!その名もソウゴ!!外の世界にて『阿修羅』、『羅刹』の異名を持ち、様々な甲虫たちを倒してきたといわれる最強
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