白羽の子 ー放て、究極奥義ー
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命蓮寺に連れていけるのか。しばらくの間いろんな考えを張り巡らせていたが、そのうち彼の目に1匹のカブトムシが映った。
轟天「………そういえば貴様は確かソウゴといったな」
ソウゴ「お、俺!?」
自分が声をかけられるなど思いもよらなかったソウゴは自分の名前を呼ばれたことに動揺する。
轟天「ムシキングにして甲虫の魔王を目指す者とあの烏天狗の新聞で知ったが、まさかこんなにも早く会えるとは!」
この時、轟天の頭にこんな考えがひらめいた。ソウゴたちを連れていけばコクワガタも自分についていく、と。
それにソウゴとも戦えて一石二鳥だ。
轟天「ムシキングになると言った貴様の実力、この我に見せてみよ!」
霊・魔・ソ・ギ「「「「え゛!?」」」」
轟天「無論、お前の意見は求めん!」
そう言って巨大な大顎でソウゴとコクワガタを挟むと、羽を広げる。
ソウゴ「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛えええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
霊夢「嘘でしょ!?」
コクワガタ「うわぁ!たかいたかーい!もっともっとたかくとんでー!」
空高く飛び上がり、今の状況が飲み込めないソウゴと興奮するコクワガタを挟んだまま命蓮寺へ。
霊夢と魔理沙も轟天の後を追うため、ギルティの背中に乗った。
魔理沙「虫には虫、ってな!」
ギルティ「よーし、ちゃんと捕まってろよお前らァ!!」
霊夢「ギャアアアアアア!!!速い速い速い速い速い速すぎるってェェェェェェェェ!!!首ーっ!!!首がーっ!!!首もげちゃうーーーーーーーーっ!!!」
魔理沙「イヤッフゥゥゥゥ!!!お前の背中に乗ってるとマジ最高ォォォォォォ!!!」
そして今に至る。突然すぎてまだ今の状況を飲み込めていないソウゴ。これから始まるソウゴと轟天の対決に目を輝かせているコクワガタ。
霊夢と魔理沙とギルティもそんな彼らを見ていたが、ある女性が姿を現した。
???「あら?あの虫、確か新聞で……」
この寺の住職、『聖白蓮』だ。ソウゴの様子を見て何が起きたのか聖は理解できたようだ。
聖「……また轟天がしでかしたようですね。本当に申し訳ありません。いつも注意しているんですが、なかなか直らなくて………」
霊夢「あのクワガタ轟天っていうんだ」
聖の言葉から察するに、どうやらソウゴのように無理矢理連れてこられた虫が何匹もいるようだ。
しかし、魔理沙とギルティは笑いながらこう言った。
ギルティ「いやいや、大丈夫っすよ!見ての通り俺たちが預かったコクワガタもウ
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