奥義、魂魄流六道断絶楼命断
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ークより私の高速打撃の方が上だったようだな」
ルリッド「グ……グフッ………」
そう、威力が高かったのはソウトウのヒャクレツケン。実を言うとルリッド、あまりにも速すぎてだんだんついてこれなくなり、疲弊したところで最大の一撃を食らったのだった。
地に降りたソウトウを見て、ルリッドは彼と妖夢とヘルクスを睨みつける。
ヘルクス「あの程度の速さについてこれんとは未熟者め。ムシキングを夢見るソウゴ、あと最強を目指す鎧丸とチルノの方が可能性があるぞ」
ルリッド「黙れぇ!!ソウゴの見る夢なぞ……ムシキングなぞくだらん……むしろ興味もない………!鎧丸もいつも兄者に挑まれ、それに家臣もろともオズワルドにやられたくせに何ができるというのだ………!!」
血走った目をしながら立ち上がると、ソウトウだけに目をつけた。
ルリッド「吾輩は強くなることが目的……だからこいつを……ソウトウを倒す………むしろ倒さなければならない………!」
妖夢「この虫さん、諦め悪いですね……」
ソウトウ「ふむ………ならルリッドよ、汝に試練を課す……『我が大顎の奥義』に耐えてみよ」
ルリッド「大顎の奥義………!?」
ソウトウが持つ左右非対称の大顎。ルリッドはソウトウが何を言っているのかさっぱりわからなかった。
すると戦いの最中だというのになぜかソウトウが目を閉じ、瞑想し始めた。
ソウトウ「天、人、従、畜、餓、地……汝に安らぎを与えん―――――」
瞑想しながら呟くソウトウ。やがて大顎が鋭い刃のようにきらめき。
ソウトウ「―――――奥義『魂魄流六道断絶楼迷断』」
瞬間移動したかのように大顎でルリッドを斬り裂いた。
一体何が起こったというのだ。悲鳴をあげる間もなく斬られたルリッドは考えられず、まるで未知との遭遇を体験したような気分だった。
斬られたのは1回だけではない。立て続けに2回、3回、4回、5回と瞬間移動のごとく連続で斬りつけられた。
ルリッド「ま…待て……これは……ハサミ技じゃ―――――」
ハサミ技じゃなくてキリサキ技だろう。そう言おうとしたルリッドだが、口封じするかのように背後からソウトウが大回転しながら襲ってきた。
ザシュッ
ルリッド「ナガァ!?」
ソウトウ「斬ッッッ!!!!」
ズシャアアアアアッ
とどめの一撃が決まり、ルリッドの巨体が崩れ落ちるように倒れた。
ソウトウ「………我が大顎に斬れないものはない」
ルリッド「………うぐ……くそ……吾輩はまた負けるのか………しかもこんなチビごときに…………」
妖夢「や、やった………ソウトウさんが……勝っ
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