第六百二十二話 お茶だけでその十
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「この人も」
「だから格闘ゲームに出せるね」
「そうなんだ」
「そうした人もいるね」
「うん、けれど利休さんを格闘ゲームに出すのは」
流石にというのだ。
「普通以上に考え付かないね」
「出そうって思っただけでも天才ね」
蝉玉はまた言った。
「本当にね」
「凄いね」
「しかもね」
ただ出すだけでなくだ、菅は言った。
「侘びモードと寂びモードがあるんだ」
「侘び寂び?」
「茶道の」
「それがあるから」
だからだというのだ。
「両方のモードが」
「もっと凄いね」
「日本人の発想にしても」
「かなりね」
「突拍子もないセンスね」
「だから皆驚いたんだ」
日本でもというのだ。
「これはないってね」
「日本の中でもなんだね」
「そうなったのね」
「うん、ちなみにシュミレーションでは暗殺の特技を持っている場合もあって」
「暗殺するんだ」
「そうするのね」
「お茶に毒を入れてね」
そのうえでというのだ。
「暗殺するんだ」
「そうなんだ」
「大事なお茶を使って」
「そうなんだ、これがね」
まさにというのだ。
「茶人なのにね」
「それ茶人のやることじゃないでしょ」
七海も言ってきた。
「お茶に毒入れるって」
「神聖な茶器を使ってね」
「命よりも大事なお茶に毒入れるとか」
「僕もそう思うけれど」
「ゲームによってはそうするのね」
「これがね」
「とんだ茶人ね」
七海も冷めた目になって述べた。
「幾ら何でもないわ」
「ゲームだから」
「それでなの」
「創作ってことで」
「いいのね」
「歴史的な著名人だから色々出るんだ」
「日本の戦国ものの常連ね」
この時代でも織田信長や豊臣秀吉と並ぶまでだ、イベントやゲスト扱いであり武将として出なくとも出番はあるのだ。
「まさに」
「だから時としてね」
「格闘で出たり」
「そして毒を使うこともね」
「あるのね」
「錬金術師だったりもするよ」
この場合もあるというのだ。
「あくまで作品によってだけれど」
「色々ね」
「黒幕の場合もあるし」
このケースもというのだ。
「謀略の」
「本能寺の変とかの」
「本当にそうした場合あるから」
やはり作品によってはだ。
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