第六百二十二話 お茶だけでその九
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「千利休さんも茶道が今も続いていて」
「それでなの」
「連合全体、こんなに広く知れ渡っているなんて」
このことはというのだ。
「それでやる人も多いとか」
「思わなかったでしょうね」
「それで偉人になってることもね」
「思わなかったわね」
「漫画や小説にも出ていて」
非常に多くの作品に登場している、この時代でも。
「ゲームでもね」
「出ているわね」
「女性化したり」
創作によってはそうなっている。
「あと格闘ゲームにもね」
「ああ、茶器持って暴れるわね」
「そうもなっているから」
だからだというのだ。
「もうね」
「思いも寄らないわね」
「格闘ゲームだと」
この創作ジャンルに登場する千利休はというのだ。
「巨大な茶器で大勢の敵を薙ぎ倒したり一対一でね」
「戦ってるのね」
「それで強いから」
ただ戦うだけでなくというのだ。
「物凄いよ」
「千利休さんって格闘家でもあったのね」
「そうしたゲームではね」
「茶人であって」
「元々商人で出家しているからお坊さんで」
それに加えてというのだ。
「格闘家でもあったんだ」
「しかも武士みたいに立派に切腹もした」
「忙しい人だね」
「そうね、まあ格闘するのは創作だけれど」
現実ではないというのだ。
「それでもね」
「凄いよね」
「何かとね」
「戦国時代の格闘ゲームはわかるけれど」
彰子も言ってきた。
「千利休さんを出すのは」
「かなり奇抜だね」
「そうよね」
「凄いセンスだと思うよ」
菅は彰子にも答えた。
「本当に」
「よく考えついたわね」
「その発想は有り得ないよね」
「普通ではね」
「例えて言うならあれかな」
ここでスターリングはこう言った。
「エジソンを格闘ゲームに出す」
「中国で言うと司馬遷かしらね」
蝉玉も言った。
「孔子は実は出せるからね」
「ああ、孔子って実はお父さん将軍だったね」
菅はすぐに応えた。
「それで身長二メートルを超えていて」
「今の連合でも普通より上位の体格でね」
「それで筋骨隆々で」
「武芸にも秀でていて怪力だったのよ」
「そうだったね」
「それ言ったらリンカーンもね」
スターリングは自国の大統領英雄とさえ称されているこの人物の名前も出した、奴隷解放については色々言われているが功績自体を評価されての英雄視である。
「大男でね」
「レスラーだったね」
「強かったんだ」
スターリングは菅に答えた。
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