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幻想甲虫録
かませ虫のDEAD END
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コスラッシュの上位版。


ディアボロ「粉砕されねぇだけありがたく思えィ!!『スーパーギコギコスラッシュ』!!」



ブシャアアアアアアアアッ



メンガタ「サビィィィィィィィィィィィィィ!!!!」


サビーの切断された頭が宙を舞い、胴体が地に崩れ落ちた。


ディアボロ「フン、ウォーミングアップにもならねぇな。カスが………!」

メンガタ「……………こんの、クソ野郎ォォォォォオオオオォォオオオォォォォオォオオオォオオォォォォオオオオォォオォオォ!!!!」


呆然と立ち尽くしていたメンガタだったが、我に返って何が起きたか改めて思い出した。サビーが殺されたのだ。
怒りを爆発させ、その身に任せてまずはランニングカッターで距離を詰める。怯んだところをさらに追い討ちとして左右コンビネーションを放った。


メンガタ「クソがァァァァァァ!!『ローリングスマッシュ』!!」


だが渾身の一撃が決まる前に避けられ、隙ができたところを大顎で挟まれた。


メンガタ「なっ!?」

ディアボロ「こそばゆいな!その程度の攻撃でハサミだのダゲキだの笑わせやがる!」


そのまま空中へ放り投げ、自身も空中に舞い上がり、メンガタを逆さの状態で抱え込む。


ディアボロ「『ローリングドライバー』!!」

メンガタ「グブゥ!?」


ドライバーで板にネジを入れるかのように回転しながら落下し、メンガタを頭から地面にねじ込んだ。
しかしすぐに地面から抜け出したものの、ディアボロが次の技を出そうと距離を遠めに置いていた。


ディアボロ「弱すぎる。木偶ごときが俺に挑もうとはな。貴様に本当のハサミ技というものを教えてやろう……そして精神もろともへし折ってくれる」


大顎をギラリと光らせるディアボロ。とどめの一撃を食らわせようとばかりに満身創痍のメンガタに突撃する。


ディアボロ「ブルルァァァァァァァァ!!」

メンガタ「何が本当のハサミ技だ………ふざけんじゃ―――――」

ディアボロ「『G・ネックブリーカー』!!」



ゴリュウッ



大顎がメンガタの頭を挟み、一気にねじり上げた。メンガタの頭が変な方向に曲がった。


メンガタ「んなこと…………ある………か………よ………………」


精神がへし折られたどころか生命まで失った。


ディアボロ「最高にぬるい奴らめ………口ほどにもねぇな」


かくして2匹のかませ虫もといチンピラ甲虫のメンガタとサビーはディアボロに圧倒的な力を見せつけられ、一生を終えた。
ディアボロは夜空に浮かぶ月を見上げると、こんなことを呟いた。


ディアボロ「………カブトムシのソウゴか。自称ムシキン
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