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幻想甲虫録
かませ虫のDEAD END
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たが、サビーが卑怯な手口を使い始めたせいで劣勢に立たされるという展開に陥ってしまった。
ダンガンを食らい、吹き飛ばされたリリカは大木に激突。そのまま崩れ落ちた。


メンガタ「隙あり!!『ローリングスマッシュ』!!」

日花「ブッ!フゲッ!ガハァ!?」


ローリングスマッシュで日花に左右コンビネーションを決めた後、立て続けに彼を下から担ぎ上げ。


メンガタ「まだ終わってねぇぞ!『サイドロックボム』!!」

日花「グフォ!?」


横に飛び上がって日花を頭から地面に叩き落とした。


リリカ「うう……ひ、日花…………」

メンガタ「食らえ、『ランニングカッター』!」

日花「アダダダダダダダダダダダ!!熱い熱い熱い熱い熱い削れる削れるーっ!!」


攻撃の手を緩めることなく立て続けにハサミ技『ランニングカッター』で日花を引きずり回し、とどめに飛び上がって地面に叩きつける。
彼が宙を舞ったところをサビーが回転しながら襲いかかってガッシリとつかみ、地面をタイヤのように転がった。


サビー「『ダイシャリン』!!」


当然避けられず、サビーのナゲ技を食らった日花はそのまま空中で放り投げられた。
放り投げられる際、サビーはまるでリリカに狙いを定めたかのようにニヤリと笑ったようにも見えた。



ドオオオオオオオオン



放り投げられた日花はリリカもろとも大木に激突。同時に大木はメキメキと大きな音を立てながら倒れてしまった。
地に倒れ伏した日花とリリカにメンガタとサビーがジリジリ近づいてくる。彼らの目はまるで見下すかのように冷たかった。


メンガタ「どうだ………このメンガタ様を怒らせるとどうなるか思い知ったか………!」

サビー「ねえメンガタ、もういっそのこと……見せしめにこいつの前であの女の子を殺した方がいいんじゃないかな?」

日花「な…………!?」

リリカ「ふぇ…………!?」


殺す!?日花は信じられなかった。憎らしい笑みを浮かべるサビー。
見るとメンガタにも憎らしい笑みが浮かんでいた。


メンガタ「殺しか……ヘヘ、考えたこともなかったなぁ。こいつは甲虫界の喧嘩番長という看板に泥を塗ったんだ。ついでだから日花もじっくりとなぶり殺すってのも悪くねぇなぁ?」

サビー「でしょでしょ?僕たちに逆らったらどうなるかこいつらの体に刻ませる……最高のチャンスだよ」

リリカ「い……いや………待っ……殺さ…ない…で………!」

日花「て、テメェら………リリカに手出したら……ただじゃ………」


なんとかして立ち上がろうとするが、ダメージがよほど大きかったのか、全身に走る痛みで体が思うように動かない。


???「お前たち
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