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結局、泊めてもらうことになった。会社から歩いても、近いんだけどと言いながらも、誠一郎さんが車で送ってくれた。
「もう、こっちへ向かっていると連絡あったから、直ぐに、帰って来ると思うよ」
「すみません ご迷惑おかけして 社長さんは、お子さんは?」
「迷惑だなんて、こちらこそ、父が無理言ってしまって 僕は、一人っ子なんだ。でも、結婚しているから、もう、孫がいるけどね 3歳の男の子」
とか、言っているうちに、着いていた。社長の奥さんらしき人が出てきて
「いらっしゃい まぁ こんなに可愛い人なの どうぞ、あがって」
「初めまして 本町絢と申します 今日は、ご迷惑おかけしてしまって申し訳ございません」
「あら そんな、堅苦しい いいのよ 気楽にして 歓迎だわ ねえ、誠一郎」
「そーだよ 緊張してるみたいだよ もっと 気楽にな 本町さん」と言って、会社に戻って行った。
「ありがとうございます」と、言ったものの、緊張するの無理ないよなと、自分でも思っていた。
少し広めのリビングに通された。奥にはダイニングキッチンが続いている。冷たい紅茶を出しながら
「こっちは、暑いでしょう でも、少し湿度はましになったけどね 絢さんは、お肉大丈夫? 今夜、用意するから」
「はい 大好きです 嫌いなもんないんです」
「そう 良かったわ 関西のお肉に比べると、かたいかも知れないけど、赤身多いからヘルシーよ キューイをしばらく、乗せておいて置くの フルーティで柔らかくなるのよ」
「うぁー 楽しみです お料理、教えてくださいね」
「いいわよ あなた、本当に可愛いわね あー でも、そのお洋服 着替えなんて、持っていないわよね」
「ええ 換えの下着は持ってるんですが」私は、黒のスラックスに長袖のYシャツだった。
「いいわ 郷子さんに、言って、何か持ってきてもらうわ」誰のことかわからなかった。
「やぁ お待たせしましたな 悪いね 引き留めて お父さんには、連絡しておきましたから」と、社長さんが帰ってきた。
「あなた 誠一郎にも、来てもらっていいかしら 郷子さんにも、絢さんの着替え頼むつもり」
「ああ 顔合わせしておいた方が、良いだろうからな 連絡しなさい ワシからも誠一郎に早く帰るように言っておく」
「すみません 私のために、いろいろと」
「せっかく、お出でいただいたのに当然ですよ どうですか、誠一郎から、会社のこと聞いてもらえたかな 古い体質でね それでも、取引先が増えてきて、早々に、会社としての体面を整えなきゃならんのだよ どうだろう 本町さん 手伝ってもらえるかな」
「えっ 私 採用していただけるんですか」
「勿論だよ ワシは君が会社に来た時、窓か
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