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ヘタリア学園
第七百三十五話  ラテン六人目

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第七百三十五話  ラテン六人目
 恒例の追加メンバーですがここで一つ問題がありました。何しろこのチームはラテン戦隊です。ラテン系でないとメンバーにはなれないのです。
「それで六人目いるんだよな」
「そや」
 スペインはイタリア兄の問いにいつもの明るく呑気な調子で返事を返します。
「それはもうおるで」
「おるでって言われても誰なんだよ」
 イタリア兄にはそれが誰なのかさっぱりわかりませんでした。
「俺がいて妹達がいてキューバがいて」
「それで俺やな」
「じゃあこれで全員じゃないか。一体誰がいるんだよ」
「昔御前の爺ちゃんとそいつのお母さんが付き合いあった人や」
 スペインはまた言葉を返したのでした。
「さあ、誰や?」
「エジプトじゃないよな」
 これはわかります。エジプトはどう見てもラテン系ではありません。元々はセムとかハムとかいう系列の人だったらしいのですが今ではかなりわからなくなっています。
「フランス兄貴もあいつの妹も別のチームだしな」
「それにその連中母ちゃんよおわかってへんやろ」
「そういえばそうだな。となると」
 ふとイタリア兄もそれが誰かわかったのでした。
「あいつか」
「そや、あいつや。一応ラテンにも入るしな」
「何かかなり強引だな、おい」
 これでイタリア兄もその六人目が誰かわかったのでした。さて、その遂に登場する六人目のメンバーとは一体誰なのでしょうか。


第七百三十五話   完


                                        2009・5・13

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