第十一幕その十二
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「凄く」
「これがテーブル掛けの出したものよ」
「そうなんですね」
「だから私もね」
王女もというのです。
「オズマ姫達が出してくれたものをね」
「こうしてですね」
「楽しくいただいてるの」
「そうなのですね」
「事実美味しいから」
それ故にというのです。
「こうしてね」
「左様ですね」
「それでこのキーウィも」
それを食べつつ言うのでした。
「いただきますね、もう一個」
「私もね。キーウィ美味しいわよね」
「甘酸っぱくて」
「そうよね」
「だから私も好きでして」
「果樹園でも作っているのね」
「そうしています」
好きだからというのです。
「はじめて食べた時これはいいと思って」
「甘酸っぱくて美味しくて」
「しかもお菓子にも作れて」
「サラダに入れてもいいわね」
「肉料理に使っても」
「そうしたことにも使えますから」
それで美味しいからというのです。
「今ではこうしてです」
「食べているわね」
「はい」
実際にというのです。
「これからもそうしていきます」
「いいことね」
「ニュージーランドのものなんですよね」
カルロスはこう言いました。
「キーウィって」
「外の世界ではそうね」
「そうですよね」
「何でもあちらでは鳥のキーウィもそうよね」
「はい、それでキーウィの国とか言われています」
「食べるキーウィも有名で」
「鳥のキーウィも有名ですから」
それでというのです。
「キーウィの国です」
「そう言われているわね」
「面白いですね」
「私もそう思うわ」
王女はカルロスににこりと笑って答えました。
「オズの国には鳥のキーウィもいるけれど」
「そのキーウィのことも含めてですね」
「キーウィの国があることもね」
こう言いつつそのキーウィを食べるのでした、そのうえで来るべき人が来てくれたことを皆でお祝いして楽しむのでした。
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