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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第65話 ユニゾンでの模擬戦、零治VS桐谷
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人に伝えた。

『何だそれ?』
『マスター、私は反対です!相手は絶対大技で来ます!!それなのにぶっつけ本番は危険過ぎます!!』

「俺は自信があるんだけどな………アギトはどうだ?」

『アタシはよく分からないけど、アタシは零治を信じる!!』

「ラグナル、2対1だ」

『私はどうなっても知りませんからね!!』

それ以降黙ってしまうラグナルだが、それでも協力してくれるだろう。
後はどれだけ力があるかだな………



「よし、行くぞ零治!!」

「来い桐谷!!」

「セレン、フルドライブ!」

『はいご主人様!!』

全身に青い魔力光が纏う。

「行くぞ!!」

動きだした瞬間………
桐谷の姿が消えた。

「つっ!?ラグナル!!」

『ブラックサレナ!ディストーションフィールド展開!!』

俺の試したい事、それはラグナルの普段の姿以外で相性はどうなのかだ。
ぶっつけ本番で試すことでも無いのだけど、こういう展開は燃える!

「はあああああああ!!!」

大きい桐谷の咆哮と一緒に何度も俺を斬り向けてくる。右、左、右、左………
その1つ1つが鋭く、速くて、ブラックサレナだと対応出来ない。

「くっ…がっ!?」

『うぁ………』
『マスター、アギト!?』

くっ、やはりいきなりは甘かったか!?
ただ、ユニゾンしてのブラックサレナは成功みたいだ。
姿はブラックサレナのままだが、肩や、腕の関節、、背中、ふとももと色んな場所から炎が吹き出している。

これなら推進力も上がってそうだし、技の威力も上がってそうだ。
だが…………

「ぐっ!?」

防御が少し脆くなってる気がする………
さっきから普段よりダメージを受けてないか?
それとも単純に桐谷の技の威力が高いのか?

どちらにしても………

「このままじゃ負ける………」

フィールドももう崩壊寸前。
どうするか………

「アギト………」

『な、何だよ………?』

アギトも苦しいのだろう。
それほど桐谷の攻撃は鋭く、隙が無い。

「炎でシールドを張れないか………?」

『シールド………?』

「フィールドは破られる寸前………それしか手はない!」

『分かった、やってみる!』

「何を話したか知らないが、これでフィニッシュだ!!」

斬り抜いた後、振り向き際にジャンプする桐谷。

「光刃閃で沈め!!」

『フレイムシールド!』

「何!?」

いきなり現れた炎の壁をミズチブレードが上から一閃する。

「ナイス、アギト!!」

『まさか本当にうまくいくなんてな!!』

「このまま突っ切るぞ!ラグナル!!」

『突貫します』

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