暁 〜小説投稿サイト〜
ヘタリア学園
第七百三十三話  深き冒険者

[8]前話 [2]次話
第七百三十三話  深き冒険者
 五人目はレナータ、彼女がラテンピンクです。ピンク色のジャケットにそれにミニスカート、それにブーツ。やっぱりスカートはかなり短くなっています。
「おめえの席ねえからとか言わないの?」
「ああ、それは役がちゃうからええわ」
 キューバが彼女に説明します。ついでに言えば海の中にその服のまま飛び込んでプレシャスを手に入れるというのもいいと言われています。
「それで御前の役割やけれどな」
「何だったっけ。ただのメンバーじゃなかったよね」
「一応サブリーダー兼参謀やけれどな」
「っていうかそれって私のカラーとは全然違うんじゃないの?」
 レナータはその役割を聞いて思わず言葉を返してしまいました。
「参謀?そもそもサブリーダーってうちのチームじゃうちのロマーノ兄貴がなるんじゃないの?」
「それか俺やったんやけれどな。あいつも俺もそういうカラーやないしな」
 キューバも自分はそれに向いていないと思っているのでした。この辺りは自分でもわかっているようです。確かにこの人もサブリーダーとか参謀とかいう人じゃないです。
「そやから御前がや」
「参謀ねえ。あまりカラーじゃないけれど」
 そう言われても首を傾げるばかりのレナータです。
「まあとにかくよ。私以外にそれできる人がいないのよね」
「おらんなあ。まあそううことやから頼むわ」
「わかったわ。できるかどうかはわからないけれど」
「そういうことやからな。まあ色々と大変やろけれどな」
「とりあえずパスタ作って皆で食べましょう」
 腹が減っては、ということでしょうか。何はともあれラテンチームの参謀は彼女になるのでした。何か今一つ合わない感じでありますけれど。


第七百三十三話   完


                             2009・5・12

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ