六十九匹目
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領域が広い亜人ならみやぶれるのでは?
それじゃぁ、番外戦術含めてとりあえず全力でやろうかな。
「ああ、一つよろしいですかレディ」
「何かしら」
「実は私眼鏡をかけないと集中できない性質でして。つけても?」
「え、ええ、構わないわ」
イカサマを看破されたとわかったのかヴェレーナとディーラーの顔が少し蒼くなる。
勝ったな。これは。
勝負に勝って試合に負けるとはこういう事を言うのだろうか。
「シラヌイ。姫様。弁明はありますか?」
「ネックレスについてはあっちが慢心してただけですお母様」
「そうよシェルム。シラヌイは悪くないわ。全部勝負を吹っかけてきたヴェレーナが悪いのよ」
「はぁぁ..........」
あのあとヴェレーナをボコボコにしてネックレスと、あと彼女が巻き上げた装飾品を全部奪って持ち主に返した。
なぜそこまで勝負を続けることが出来たかと言えば主導権を此方が完全に握ることが出来たからに他ならない。
そこまでは良かったのだが、途中現れたお母様によって僕たちはホールの裏に連れてこられていた。
「まぁ、今回はあちらの非の方が大きいですからこれ以上は言いませんが..........あまり派手にやりすぎると敵を作りますよ」
「大丈夫よシェルム。私成人したら継承権放棄するもの」
「そうですか。それはトレーネやアーネストと話し合うことですから私は何も言いません。ですが姫様。貴方は狙われる立場なんです十分気を付けてください」
では戻っていいですよ、と言われてパーティー会場へ戻る。
「あ、シラヌイは家に帰ったらあの宝石の事で話がありますからね」
あー。今日王城に泊めてもらえないかな..........。
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