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幻想甲虫録
広まった噂
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邪鬼と1匹のオオクワガタが霊夢とソウゴが読んだ同じ新聞の記事に目を通していた。
赤いメッシュが入り、サンダルを履いた天邪鬼の方は『鬼人正邪』。ある異変がきっかけで幻想郷のお尋ね者となった少女だった。黄色い大顎と赤い体が特徴的なオオクワガタの方は正邪の相棒『ゲイツ』。お尋ね者の正邪と手を組み、共に逃げている甲虫である。
記事に目を通したゲイツが真剣な眼差しで正邪に顔を向け、こう言った。


ゲイツ「あいつは魔王になる。正邪、俺の言いたいことはわかるな?」

正邪「わかるわかる。こんな奴が強者に成り上がったら、多くの弱者たちが横たわってしまう。なら、やることはひとつ…」


正邪の口元がニヤリと不気味に歪む。


ゲイツ「あいつがいる博麗神社を襲撃するぞ!」

正邪「オッケー!」


自分を倒した博麗の巫女への下克上にもちょうどいい。
すぐに新聞を丸めて地面に投げ捨てた後、正邪とゲイツは見つからないようにその場を去った。
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