第133話
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リサちゃんのお父さんの肉体は不死者”でしょう?”イリスの焔”、”セプトブラスト”の二つが一番効果を発揮する相手は”呪い”を含めた”邪悪な存在”なのよ。だから、”悪魔”や”幽霊”同様”邪悪な存在”に分類される”不死者”であるアルベリヒに子爵さんの時みたいに”イリスの焔”や”セプトブラスト”を叩き込んだらアルベリヒ自身もそうだけど、”アルベリヒが宿っている不死者である肉体も塵も残さず浄化――――――つまり、消滅する事になるもの。”」
「………ッ!」
「お嬢様………」
「まあ、そうなるでしょうね。”浄化”とは”穢れの存在を清める”事になるんだから、本来は”既に朽ちた事で現世にとって穢れの存在になった不死者”を”清める”という事は”現世から成仏させる”という事になるでしょうからね。」
「セリーヌ!」
複雑そうな表情で答えたエステルの説明を聞いたアリサは辛そうな表情で唇を噛み締め、アリサの様子をシャロンは心配そうな表情で見つめ、納得した表情で呟いたセリーヌをエマは声を上げて睨んだ。
「リタもそうだけど、アンリエットさんみたいな”例外”だったら、話は別だったかもしれないんだけどね……」
「”リタ”に”アンリエット”……アンリエットもそうだが、その”リタ”という人物も”幽霊”との事だが……何故その二人はアルベリヒと同じ”アンデッド”に類される”幽霊”なのに”例外”なんだ?」
「フフ、それは私が”聖霊”、アンリエットはアイドス様の庇護下にあるからですよ。」
複雑そうな表情で呟いたヨシュアの言葉が気になったガイウスが指摘したその時リタが空から降りてきてエステル達の傍に槍を浮かした状態でアリサ達と対峙した――――――
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