第133話
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して、エイドスさん達からそれぞれの時代の事についての説明をしてもらっていたんだけど……その時にさっきママの話に出たエイドスさんでも封印が精一杯だった”巨イナル黄昏の呪いに似た存在”の話が出て、その時に今この時代にはエイドスさんだけでなく、エイドスさんのママのフィーナさんに先祖のクレハちゃん、それに異世界の”神殺し”のセリカさんや”女神”のフェミリンスさん達が存在している今の状況だったら、その存在を滅する事ができる絶好の機会だってエイドスさんが判断して、みんなでその存在が封印されている場所に行ってエイドスさんが封印を解いた後その存在に総攻撃してエイドスさんにとっての唯一の気がかりだったその存在を滅する事ができたんだ。」
「えっと……今の話にどう反応すればいいのかな……?」
「フフ、”空の女神”すらも”封印”が精一杯だったその存在が滅された事は私達――――――いや、ゼムリア大陸は救われたんだから、素直に喜べばいいと思うよ。」
「つーか、要するに寝ていた奴を無理やりたたき起こした挙句、そのたたき起こされた奴が目覚めたばかりの所をタコ殴りして殺ったって事だろ?とんだ”世界の救い方”だぜ。」
気まずそうな表情を浮かべながら答えたミントの説明を聞いたアリサ達が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中戸惑いの表情で呟いたエリオットの言葉にアンゼリカは苦笑しながら答え、アッシュは呆れた表情で呟いた。
「話を戻すが……エステル殿が”空の女神”より継承した”神術”と”神技”ならば私の時のように、”黄昏の呪い”が関連する者達を”呪い”から解放する事は可能なのではないだろうか?」
「あ……」
「ヒューゴもそうだが”贄”にされた影響がまだ残っている皇太子殿下、それに”黒の工房”の連中もジョルジュはわかんねぇが、元々はアリサの親父さんだったアルベリヒなら、子爵閣下の時のように”アルベリヒの意思のみを滅する事”ができるかもしれねぇな。」
アルゼイド子爵の指摘を聞いた仲間達がそれぞれ血相を変えている中アリサは呆けた声を出し、クロウは真剣な表情で推測を口にした。
「ごめん……期待している所申し訳ないけど、そのヒューゴって人や皇太子殿下はともかく、アルベリヒの場合は”アルベリヒの意思のみを滅する事”はできないと思うわ。」
「え……ど、どうしてですか……!?」
疲れた表情で答えたエステルの答えを聞いたアリサは驚いた後エステルに訊ねた。
「あたし達は直接やり合った事はないけど、アルスターの人達を皆殺しにする為に”黒のアルベリヒ”も結社や猟兵の連中とアルスターの人達を護送していたあたし達を襲撃して、その時にアルベリヒ自身と話した事があるんだけど……アルベリヒ……というよりもそのアルベリヒに乗っ取られているって言う”ア
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