第133話
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ワは頷いた後複雑そうな表情を浮かべ、辛そうな表情で黙り込んでいるエリオットに気づいたガイウスは心配そうな表情でエリオットを見つめた。
「まあ、遊撃士協会の保護対象は”民間人”だから、本部の連中の言っている事は決して間違ってはいないな。」
「そうですね………それに”戦争”は”国家権力”が関わる出来事なのですから、”民間人の保護義務”が発生しない限り”国家権力への不干渉”を貫く事でギルドとしての中立性を保とうとしているのでしょうね。」
疲れた表情で呟いたジンの言葉にエレインは複雑そうな表情で頷いて答え
「でも、どうして本部の人達はエステルちゃん達にだけ念入りにそんな注意をしたんでしょうね?オリヴァルト殿下達に直接協力している私達の方が真っ先にその注意を受けてもおかしくありませんのに。」
「あ〜……その件ね……その件はレンの仕業よ。」
「実際、本部の人達がミント達にそんな注意をするように促したのはレンちゃんじゃないかっていう推測をさっきママがレンちゃんに指摘したら、レンちゃんも認めたもんね〜。」
「え……ど、どうしてそこでレン皇女殿下が出てくるのでしょうか?」
アネラスの疑問に疲れた表情で溜息を吐いたエステルはジト目で答え、エステルに続くようにミントは苦笑しながら答え、エステルとミントの答えが気になったセドリックは困惑の表情で訊ねた。
「恐らくですけど、僕達の事をよく知っているレンは僕達……というよりもエステルとフェミリンスが”戦争”に介入すれば、戦争の流れが連合にとっては都合の悪い状況になりかねない事――――――例えば本来討つ予定だったエレボニアの”将”を保護されたりすることを危惧して遊撃士協会本部に念押しをしたのだと思います。」
「ハ?何で連合はその二人をそこまで警戒していやがるんだ?確かに剣匠様の”呪い”を解いたり、あの痴女相手にタイマンでやり合えたことからして、その二人の女は相当ヤベェ女って事はわかるが。」
ヨシュアの推測を聞いたアッシュは眉を顰めて疑問を口にし
「し、失礼ね〜。”女神”のフェミリンスはともかく、あたしは”ただの人間”よ!」
「エステル……それ、本気で言っているの?」
「というか、女神の魂を宿した挙句そのアストライアの”神剣”を扱え、多くの異種族達と”契約”を結んでいる事に加えて”空の女神”専用の”神術”と”神技”を習得した今の貴女はどう考えても”ただの人間”の範疇に入りませんわよ。」
「アハハ、しかも何気にいつも”ただの新妻”を自称しているエイドスさんの口癖が移っているよ、ママ〜。」
アッシュの指摘にジト目で反論したエステルの言葉を聞いたヨシュアろフェミリンスは呆れた表情で指摘し、ミントは苦笑して
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