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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第7話 ティアナとスバル
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、ティアナとスバルはほぼ強制で2対1で模擬戦をしたのだ。

今までもティーダと模擬戦をやって来た2人だったが、一度も勝ったことが無く、ティアナが試行錯誤を重ねて考えた作戦で何とか勝ったのだった。

「トーレさんに勝ちたいね………」
「そうね………」

その後も2人は眠るまで思いで話に華を咲かせたのだった………









そして卒業式当日………



「何でこうなってるのよ?」
「私も聞いてないよ?」

グラウンドの中心、そこにティアナとスバルがいた。
そしてグラウンドの外には沢山のギャラリーが。

「何、卒業記念に私とティーダが相手をしてやろうと思ってな」
「2対2は初めてだろ?」
「そ、それはそうよ!!何とか兄さんには勝てたけどトーレ先生には2人でも一度も勝ててないのよ!?」
「今の私達じゃ無理だよ………」
「それに今日は卒業式よ!?何でよりによって………」

弱気な2人を前に苦笑いのティーダ。
しかしトーレだけは険しい顔で2人を見ていた。

「………お前達、現場でもそう言うのか?」
「「えっ?」」
「現場でもお前達よりも実力が上な相手も出てくるだろう。そんな相手に対してそう言って逃げるのか?」
「それは………」
「逃げられない………ね」
「そう、例え魔力が自分より上だろうが、剣や銃の腕が上だろうが、やらなければならない。逃げればその分、犠牲になる者が出るのだ」
「「………」」
「現場はそう言う場所だ、覚悟が無いのなら辞めるがいい」

トーレの厳しい言葉に2人は俯くが直ぐに顔を上げた。

「いい顔だ………」

覚悟を決めた顔を見たトーレはニヤリと笑みをこぼしながら自身の手足にエネルギーの羽を展開した。

「トーレ先生………?」
「それは………?」

「私の先天固有技能だ。名はインパルスブレード。私も少し、本気でやらしてもらう」

その羽を手に取り、双剣を繋げた様な両端に刃があるエネルギーブレードを作り出した。

「それがトーレさんの本気………」
「威圧感が凄いわね………」

「おっと、俺も忘れるなよ2人共?」

そう言うティーダも双銃をクルクル回し2人に銃先を向けた。
その顔はいつにもなく真面目である。

「兄さん………」
「いつものティーダ先生じゃないね………」

そんな2人の本気な態度に負けじと身構える2人。

「それじゃあ始めるぞ………」

目で見ている先生達に合図するトーレさん。

「グラウンドはこのまま平地だ、お前の指揮を見せてもらうぞ」

ティーダがそう説明すると同時に始まりのブザーが鳴り響いた………








「スバル!!」
「くうう………」

高速で向
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