暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第7話 ティアナとスバル
[8/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そんな加奈に向かって行く1人の少女。

「スバル!!」
「今なら加奈さんに通る!!舞朱雀、狼!!」
「お、オーガシールド!!」

高速の拳撃。加奈に魔力で強化された拳で左右に殴り抜けながら何度も殴りかかるスバル。

「ぐうっ………!!」

しかしその攻撃も加奈の展開したオーガシールドの前には攻撃が通らず、ただ虚しい打撃音だけが響き続ける。
だが………

「くっ………」
『完全に防ぎきれませんか………』

庇いきれなかった箇所にはしっかりとダメージを受けた加奈。

「ど、どうだ………!!」
「ス、スバル………まさか連続で向かってくるとは………だけどね」

そう言うと加奈は杖を自分の前に構えて目を瞑った。

「!?スバル!!」
「癒しの光をここに………ファーストエイド」

そう唱えると加奈が光に包まれ、今まで受けたダメージが少しずつ回復されていく。

「うそ………」
「間に合わなかった………」

咄嗟に声をかけたティアナだったが、既に手遅れだった。

「本当に惜しかったわね、そろそろ終わりにするわ。………エタナド」
『フルドライブ!!』

「スバル!!」
「ティア………逃げて………」

ティアナは直ぐに反応出来たがボロボロのスバルはもはや逃げる程の力は残っていなかった。

「スバルー!!」

ティナアも我を忘れてスバルを助けに走ってしまう。

「………これで終わりよ、裁きの光を此処に………闇を消し去る創世の光、輝け!!ディバインジャッチメント!!!」

2人の上空に光が差し込み、2人に目掛けて大きく振り注いだ………











「こ、広域魔法………」
「何て威力………」

加奈の放ったディバインジャッチメントは街にクレーターを作り、その中にスバルとティアナの姿もあった。

「まさかあんな魔法も使えたとはな………」
「トーレさんも知らなかったのか………」
「ああ、流石零治の妹と言ったところか………」
「黒の亡霊の………って妹!?」

驚くティーダをよそに倒れている2人を見る。

「まあ何にせよよく奮闘した………」

トーレの顔は優しい笑顔だった………
















「思い出したらムカムカしてきた!!」
「まああの時は完全な敗けでかなり悔しかったからね………」
「でも私達はまだまだだって気が付けたのは良かったかな?いつもトーレさんにしごかれて、ここじゃティアナ以外に負け無しで天狗になってたかも」
「確かにね………私達がコンビで勝てなかったのってトーレさん位だもんね」
「兄さんにはこの前勝ったしね」

その話はつい最近。
後1ヶ月で卒業となったある日
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ