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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第7話 ティアナとスバル
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なくて良かったよ。嫁入り前の妹が結婚出来なくなるような事になったらどうすればいいんだよ」
「大丈夫だ、その時は私がしっかり面倒見よう」
「ゆ、百合の世界………」
「冗談だ」

背中をバシっと叩かれ、咳き込むティーダ。
そんなティーダに笑みが溢れるトーレ。

誰がどう見ても仲の良い先生間を超えてる2人。

((生徒の事絶対忘れてるだろあの2人………))

少し後ろに座っている2人の生徒が先生方を見てそう思ったのだった。








「さて、じゃあ本題に。2人は実際どこまで行けると思う?」
「ハッキリ言って実力は他の訓練校の新人含め上位の位置に付けると思う。低魔力ながらそれを感じさせない隙の無い攻撃と先を見据え視野を持つティアナ。ティアナよりは魔力を持つにしてもハッキリ言って平均レベルのスバル。しかしその分クロスレンジの強さと、とっさの思いつきによる攻撃には私も時々驚かせられる」
「確かにスバルは突拍子の無い行動をするからな………」
「それに一撃の威力は申し分無い。それを活かす為にはティアナの指揮が必要なのだ」
「確かにね」
「私の予想は準優勝までは行くだろう」
「おっ、結構高評価」
「当然だ、それくらい行ってもらわなければな」
「でもそこまで行ったら優勝も狙えるでしょ」
「それは………恐らく無理だ」
「何故?」

「何故なら新人の中に佐藤加奈が居るからな………」








「スバル、ぶちかませ!!」
「白虎咬!!」

森林で生い茂るステージの中、敵の魔導師の視界の外から現れたスバルは、右手に魔力を貯め、その魔力を直接相手に当てて爆発させた。
桐谷が良く使う技。威力が高いものの、近距離で直接ぶつけなければダメージを与えられない難しい技でもある。

「何でいきなりあんなところに!?」
「悪いわね、アンタたちの行動なんて簡単に予測出来るのよ」

そんな様子を見ていたもう1人にティアナが後ろから声をかけ、敵は慌てて剣を振るうが、ティアナの影だけがまっぷたつになる。

「幻影!?」
「悪いわね、これで終わり!!」

魔力刃を備えた双銃をクロスさせ、バツの字に斬りつけた。

「ツインブレイド。双銃だからってクロスレンジが苦手とは限らないわよ」
『終了!!勝者、ティアナ、スバルペア!!!』

会場はいつも以上の歓声に包まれる。

「やったねティアナ!!決勝戦だよ!!!」
「取り敢えずトーレ先生にどやされずに済むわね」

そう、既に2人は何度も勝ち抜き、決勝戦まで上がってきた。

「次の相手は………」
「恐らく、あっちのペアでしょう」











「くそっ!!何で攻撃が通らない!!」
「待て、無
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