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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第7話 ティアナとスバル
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非殺傷とはいえ、やり方によっては人を殺す事だって出来るのだぞ!!」
「えへへ………肉を切らせて骨を断つ………ですよ」
「バカ者が………だが考えは悪くない。自分より速い相手に対し、動きを止め、攻撃するのは正解だ。大抵スピードに自身のある者は防御は弱い。しかしあのやり方は駄目だ、あれではまた敵が現れた場合対応出来ない」
「そう………ですね………」
「取り敢えず今は休め、後でまた説教してやる」
「あはは………卒業なのに………運が悪いや………」
そう呟いてスバルはスースー寝息をたてながら眠り始めた。
「スバル!!」
「トーレさん、スバルは!?」
「致命傷にはならないが暫くは安静にしないと駄目だな」
「全くバカなんだから………」
スバルを撫でながらそう呟くティアナ。
その様子はまるで妹を優しくあやす姉の様だ。
「ティアナ、スバルを導いてやれ。スバルを1人にさせると何をしでかすか分からんからな」
「分かってますトーレさん」
「………まあ取り敢えず、俺達の勝ちって事で。遅くなったけど、ティアナ、スバル卒業おめでとう」
「何こんな状況で言ってんのよバカ兄貴………」
ティアナはティーダを睨みながらも笑みをこぼしたのだった………
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