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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第7話 ティアナとスバル
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このスフィアの円を出られればまだ勝機はある………その為には………!!)
両手両膝を地面に付けるティアナ。
客観的に見れば誰もが限界の様に見えるだろう。
しかしティーダは気を抜かず、攻撃の手を止めない。
(ティアナはこんな事じゃ諦めはしない)
そう思いながら、少なくなった魔力弾を再び円の中に発射しようとした時だ。
「今だ!!」
ティナアはうつ伏せに近い体勢から一気にダッシュする。
「クラウチング!?だが!!」
真っ直ぐ向かってくるティアナに向かって魔力弾を連射するティーダ。
「ツインブレイド!!」
対してティナアは双銃に魔力刃を展開し、前に向け突撃を続ける。
「ぐぅ!?」
魔力弾が腹部に辺り、思わず嗚咽の声を漏らすが、足を止めずに、苦悶の表情ながら突撃を続ける。
「ティアナにしては珍しい手だね!!」
そんなティアナに円を作っていたスフィアを移動し何としても足を止めようとするティーダ。
「それを待ってた!!スモークバレット!!」
陣形を崩した瞬間、地面に魔力弾を発射し、煙を発生させるティアナ。
「くっ、陣形を崩してしまったのが裏目に出たか!!これじゃあ魔力弾は四方に飛び去ってしまうな………」
陣形を崩した上に煙により、全く中の様子が見えないティーダ。
再び陣形を作ろうにもティアナがどこにいるのか分からない今、無闇に手を出せないでいた。
「貰った!!!」
煙を抜けたのか走って向かってくるティアナ。
「舐めるな!!」
ティアナが魔力弾を発射するよりも前に、高速の早打ちで撃つティーダ。
しかし………
「幻影!?」
そのティアナは蜃気楼の様に消え、その後ろからいきなり魔力弾が現れる。
「ミラージュバレット!?くっ!?」
体を斜めに回転させ、魔力弾を回避するティーダ。
「だけど、これはどう?」
そう言うと三人になったティアナがティーダの左右後ろからそれぞれ魔力刃を展開し、向かってくる。
「随分幻影の使い方も上手くなった………だが!!」
双銃をそれぞれ向け、魔力をチャージする。
「ローリングブラスター!!」
そのまま回転しながら砲撃魔法を放った。
その砲撃は向かってくるティアナ3人を飲み込んだ。
「これで………!!」
「チェックメイトよ!!」
そう言うティナアは煙が晴れた場所、先ほど煙を放った場所から少ししか動いていない。
「喰らえ!!ファントムブレイザー!!」
自身で一番威力のある砲撃を放つティアナ。
先ほどの回転の影響で本調子の動きが出来ないティーダはその砲撃を受けてしまった。
「よし!!」
思わずガッツポーズをするティアナ。
それ
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