大きくなりました? 後編
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ルって……それ使う場所限定されるじゃねぇか」
一見普通のハンドガンを見た闇音はブライドの話を遮るように口を挟む。
ブライド「ショットガンもあるぞ?」
闇音「話聞いてたか?危ねぇだろ、それ絶対。撃った瞬間爆発しまくる上に爆風もこっちに飛ぶから特攻武器じゃねぇか」
ブライド「こればっかはホントに想定外でな。他にも―――――」
2人は改造銃の話で盛り上がると、闇音はふとあることを思い出した。
焔『て、テメェェェェ!!お、陰陽師が!!《《陰陽師が何でピストル持ってやがんだァァァァァ》》!!?』
自身が殺したチンピラ風の男、砂道焔が言っていたあの言葉。それを思い出した闇音は不機嫌になり、こんなことを呟く。
闇音「………あのチンピラ風情の化け物野郎が………………」
ブライド「ん?何か嫌なこと思い出しちまったみたいだな?」
闇音「………ああ。じゃあ、当ててみるか?俺が何を思い出したのか」
闇・ブ「「リボルバーをピストルだと思った勘違い野郎がいた」」
ほぼ同じタイミングで闇音が思い出したこと、ブライドが予想したことを口に出した。
闇音「……わかってたのか」
ブライド「そりゃ俺にもあったからな。あのトーシロめ、間違えんなっての」
闇音「俺にもわかるぜ。砂道焔のクソ野郎もつい最近リボルバーをピストルとかほざきやがった。でもあのクソ野郎はもういねぇ。腕を引きちぎって頭を吹っ飛ばしてやったからな。なんか知らねぇが、あいつの頭吹っ飛ばしたら皮剥けて頭蓋骨だけになっちまった」
ブライド「そこはリボルバー使えばいいのに」
闇音「あれでデコを撃ち抜くなんて生ぬるいだろ」
そんな雑談を続けているうちに、太陽は西に沈みかけていた。
時刻は17時4分。闇音はアタッシュケースと購入した銃などをしまい、帰り支度をする。
闇音「んじゃ、俺はそろそろ帰るぜ。商売頑張れよ」
ブライド「おう。そっちも化け物退治頑張れよ、ストレンジャー」
互いに別れを告げ、闇音は倉庫から出ていった。
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