大きくなりました? 後編
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闇音「冗談だ。テロ以来だな」
顔馴染みと言わんばかりの様子である。
武器商人の名は『ブライド』、闇音がテロリストとして活動していた時世話になった男。彼が使う銃などの武器は常に高品質なものだけでなく、銃の改造や製造も取り扱っており、裏業界では有名だった。
ブライド「確かにテロ以来だな、ストレンジャー。にしても何だその格好?侍っぽい格好してるな?ボロボロだが」
闇音「侍じゃねぇよ。陰陽師っつう……まあ、その、何だ………わかりやすく言うと、オーガとかゾンビとか、場合によっては悪霊とかそういった魔物を退治する仕事をしてるんだ。日本に帰ってきてからこっちが本業でな」
ブライド「ほう、陰陽師だったのか」
闇音「悪かったな、黙ってて」
ブライド「気にすんな。どんな変わり者だろうがお前が言う魔物だろうが、金さえ払ってくれれば商品は差し上げるぜ。それにここじゃ商売しづれぇし、とりあえずこの倉庫に入ってからいろいろ話そうか」
闇音「化け物共にも売ってるのが気に食わねぇが、そうしねぇとやっていけねぇんだろうな……早速だが武器を見せてくれ」
ブライド「ヘッヘッヘッ、サンキュー」
誰にも使われていない倉庫に入る闇音とブライド。誰にも見られていないことを確認すると、ブライドはフードとコートからたくさんの銃と手榴弾を取り出してズラリと並べ、その中には最新式のロケットランチャー、レールガンもあった。
闇音「常々思ってたが、どうなってんだそのフード?しかもロケットランチャーどころかレールガンも売ってるって……」
ブライド「そりゃお前、バレねぇようにいろいろとやってるからな。武器商人になるには高度な隠密技術も必要になるもんでな。まあ購入するとなるとアタッシュケースも必要になるがな」
闇音「そういうのはヤクザと極道に売ってやれ。まあはなっからイカれてる俺が言うのもなんだけどな……」
ロケットランチャーとレールガンも売っていることを知った闇音もさすがに理解に苦しんだ。
小声で呟くも、ブライドに聞こえることはなかった。
ブライド「ロケランは日本円?で数億、レールガンは10億するぜ」
闇音「戦闘機が数機買えそうな値段だな……」
ブライド「もちろん高品質な分それだけの価値があるということだ、ストレンジャー」
闇音「…………まあいい、俺が欲しいのはリボルバーかマグナムの銃だ。今まで使ってきたM629がイカれちまってな」
どうやら闇音が昨夜まで持っていたリボルバーはM629という名前のようだ。
ブライド「M629がイカれた?あれ使い始めたのって確かテロ時代からだったか?よく使い続けたな。普通なら数年ぐらいで寿命のはずなんだが」
闇音「ちょくちょく手入
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