大きくなりました? 中編
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めて知った………」
ヴォイエヴォーテの話がここまで聞こえていた。
無亞「素数を数えるって突っ込みどころが多すぎるんだが…」
直刀「と、ところで……先輩が学園長が作った植物に呑み込まれたって話聞いてる……?」
一海「え?」
藤一「いやいや、何でそないなこと言えるん?」
何を言っているのか理解できない。それでも直刀は続ける。
直刀「みんな聞こえてなかったと思うけど、僕聞いちゃったんだ……と…隣の教室から聞こえてきたんだけど………レクリエーション始まる前に僕が間違って斬っちゃった狐耳の先輩が………」
一海「出雲姐ちゃんがどうかしたの?」
直刀「さっきも言ったように……あの狐耳の先輩が……学園長が作った植物に呑み込まれたんだ……」
一海「!!」
直刀の話を聞いた途端、一海の動きが静止した。
直刀「え……?」
藤一「ど、どないしたんカズミン……?」
一海「………………」
無亞「………なんか知らねぇが、まさか旧神の俺が怖じ気づくなんてな」
ただならぬ殺意を感じ取った無亞に悪寒が走り、鳥肌が立つ。
耳を澄ませると、一海は何かブツブツ呟いていた。
一海「学園長死スベシ、学園長ノ植物滅ブベシ、慈悲ハナイ。今日の午前授業が終わったら問いただしに行かないと。内容次第で腹パンしてやる。内容次第で金的食らわせてやる。出雲姐ちゃんをいじめる奴は許さない出雲姐ちゃんを泣かせる奴は許さない許さない許サナイ許サナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ―――――」ブツブツ
ココ「ヒェ!?か、一海さん!?な、なんか……すごく怖い………!」
無亞「ココがメッチャ怖がってやがる……この殺意と怒り………マジで本物じゃねぇか」
一海「ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ」ブツブツ
一方で、3年教室でも。
竜奈「なんか綾野の様子がおかしいんだが」
牙狼「どうしたの、綾野?」
綾野「1年教室にて一海の激しい怒りと殺意を感じ取りました。それもまた測定不能なほどに」
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