第四百六十七話 【集結】集まった戦士達その十二
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「是非ね」
「それでは」
「人間か。私達をそう見ているならな」
それならとだ、エンタープライズは言った。
「受けて立つ、そしてだ」
「人間を見せるね」
「そのうえで勝つ」
エンタープライズは五代に強い声で答えた。
「そうする」
「戦いから降りる人はいいけれど」
五代がここでこう言ってもだった。
誰も席を立たなかった、それが答えだった、エンタープライズはその仲間達を見てそうして言った。
「誰もいない」
「そうだね」
「それならだ」
まさにというのだ。
「宜しく頼む」
「それではね」
「今からファイルを出すな」
おやっさんも艦の少女達に言った。
「そうするな」
「ファイル?」
「グロンギのこと詳しく書いたものだよ」
寧海に笑顔で答えた。
「全てのグロンギのデータをな」
「そんなのがあるの」
「弱点まで書いてあるよ」
こう寧海に話した。
「これを読めばな」
「これまで以上に有利に戦えますね」
愛宕は微笑んでおやっさんの今の言葉に応えた。
「そうなりますね」
「そうだろ、読むよな」
「そうさせて下さい」
愛宕は自分から申し出た。
「この度は」
「ああ、じゃあ皆にそれぞれ渡すな」
「宜しくお願いします」
「ファイルを読んだら」
どうなるかとだ、桜子も話した。
「かなり違うから」
「弱点がわかることが大きいですね」
こう言ったのはフッドだった。
「それだけで」
「そうね、それなら」
プリンス=オブ=ウエールズも応えた。
「是非お借りしてね」
「読ませてもらいましょう」
「グロンギについて書かれたファイルを」
「敵を知り己を知らば百戦危うからず」
こう言ったのは蒼龍だった。
「それでは」
「人数分あるから安心してね」
桜子は何十冊ものファイルを出して話した。
「皆でね」
「読んでですね」
「そう、そのうえでね」
さらに話した。
「グロンギを知って」
「戦いにおいてその知識を使って」
「そのうえで有利に戦う」
「そうしてね」
是非にと言うのだった。
「ここは、それに」
「訓練もしていきましょう」
このことはみのりが言った。
「強くなる為に」
「訓練。いいことじゃ」
長門はみのりのその言葉に笑顔のなった。
「我等は訓練が大好きじゃ」
「そうですか」
「まさに月月火水木金金じゃ」
長門もこの言葉を出した。
「それで訓練をしておる」
「我等にとって訓練は日課だ」
加賀はきりっとして言った。
「まさに常だ」
「訓練の後は飲む」
「いつもそうしているわ」
伊勢と日向も言った。
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