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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百六十三話
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「だいたい想像はつきますが..........。まぁ束お姉さんなら大丈夫でしょう」
「「「?」」」
リムのあまり心配してない言葉にラウラ、クロエ、クラリッサは疑問符を浮かべるのだった。
場所を移して基地近くの牧場。
先までの一人不思議の国のアリス衣装ではなく、ごくごく普通のスーツ姿。
髪色はパレードで金色に、顔つきはコーカソイドの女性に偽装している。
が、体型は一切変えていないのでスーツの胸元やレディースパンツがキツそうである。
それもそれで目立つのだがプロフェッサー・タバネの姿として有名な前者より遥かにマシである。
「うーん。やっぱウサミミないと落ち着かないなぁ」
『女王よ。感度の誤差が生じない範囲までしか知覚範囲は広げていないはずである』
「知ってるよイザナギ」
ISコア0001の指摘に応える。
束のカチューシャは高感度センサーを搭載したヘッドセットであり、それが無い今タバネの得られる情報は少なくなる。
『気になるのなら服装を戻した上でパレードを起動することを推奨する』
「いいよ。たまにはこういう服装も悪くない」
束は牧場の中を悠々と歩く。
それもそのはずで首には牧場見学用のカードを下げている。
案内は断り、向かった先は屠殺場。
「うんうん。大量大量」
屠殺用の建物を外から眺めながら、満足気に呟く束。
『実行の再考を進言する』
「大丈夫大丈夫」
そう言うと束はコアのCAD機能を発動し、喚起術式を起動した。
現れるのは、今まで殺されてきた家畜たちのゴーストだ。
「いい感じだねぇ。いっ君が吸血鬼化する前のちぇーちゃんくらいくらいかな」
束はそれらを想子のネットで包むと、締め上げ、圧縮し、無理やり一つにまとめた。
封玉をぶっつけでやってのける。
並みの術者に出来ることではない。
箒や、専門家連中も出来はしないだろう。
しかしそこは天災兎。
理など自分のものを押し通すことに迷いはない。
巨大な怨念の塊のようなものを、無理やり自分の体に押し込んだ。
当然、中で暴れる。
家畜、つまりは動物たちの野性的な本能が束の精神を攻撃する。
目を閉じ、自分の内側に意識を向ける。
「黙れ..........黙れ!」
その怨嗟を、強靭な精神でねじ伏せた。
たった数秒で決した勝敗。
「私に、全部寄こせ」
依代も術式もなしに霊を従え、肉体に憑依させる。
ミチミチと体の節々が音を発てる。
肉体の変異で最も顕著なのは頭部だろう。
額と側頭部に角がせりだす。
額からは牛の物らしき角が二本。
側頭部からは山羊の物
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