暴走特急!学園崩壊へのカウントダウン! 前編
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」
紺子「帰りの時の金足りるの?この駅弁と切符の値段、私たちの分と合わせて全然足りねぇんじゃねぇの?」
ディーゴ「……あ〜大丈夫大丈夫。そうなってもお前らで1人ずつ切符買えばいいから。お前ら金持ってきてるんだろ?」
辰美「持ってることは持ってますが…」
メリー(なんかすっごく心配なんですが!!)
冷や汗を流しながら心の中で叫ぶメリー。一海が乗客らしき人々を見ると、カメラやスマホを持っている者がやたら多かった。
一海「それにしてもカメラ持ってる人たくさんいるね」
龍哉「よっぽど記念写真撮りたいらしいな。鉄道マニアにもたまらないかもしれないし」
ディーゴ「俺も撮りまくるとしますかね。だって蒸気機関車だった頃、いろんな列車見てきたんだぜ?」
紺子「ところでさ、なんかちょっと駅が騒がしくなってきたんだけどさ、もしかして来たんじゃね?夢物語号」
紺子以外全員『え?来た?』
プァーーン
遠くからホームにかけて警笛が鳴り響く。
振り向くと、線路の上を走っていたのは………。
ディーゴ「うおおおおおおお!!あれだあれだ!!あれこそ新しくできた特急列車、『夢物語号』だ!!激写激写ー!!」
ディーゴは目を輝かせながらスマホを取り出し、近づいてくる特急列車こと夢物語号の写真を何枚も撮り始めた。人々もディーゴのように次々と写真を撮っていく。
夢物語号の車体は藍色のカラーに無数の星、三日月の上で眠る少女。正面には特急列車の名前と獏の絵が描かれていた。
紺子「…だから乗り気じゃなかったんだよ。ホント帰りてぇ」
辰美「まあまあ、そう固くならずに。ディーゴさんもあんなに喜んでるんですから一度乗った方がいいかもしれませんよ(と言っても私もホントは帰りたいんですよね………)」
顔を背ける紺子に辰美が声をかけ、龍哉と一海とメリーもスマホを取り出すと、近づいてくる夢物語号を写真に収めた。
そして紺子たちの近くに夢物語号が停車し、全てのドアが開いた。
ディーゴ「あれ?おい紺子、辰美。お前らまだ撮ってないの?」
紺子「撮るも何も鉄道のことあんまり知らないから………」
ディーゴ「鉄は熱いうちに打っとけ。龍哉とカズミンとメリーだって撮ったんだぜ?また何かの用事で乗る機会あってもさ、今さらこれ撮っても遅ぇぞ」
紺・辰「「は、はぁ………」」
言われるがままにスマホを取り出し、夢物語号を写真に収める紺子と辰美。しかしディーゴはそれを見るなり気に入らない様子でこう言った。
ディーゴ「こんなに人集まってるのにお前らだけたった1枚?ふざけんなよ。俺みたいにたくさん撮るのがマニアってもんだろうがよ。あと龍哉、カズミン、メリー。お
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